可児市で住宅の下水道工事も安心な住宅会社はワダハウジング

こんにちは。

ワダハウジングの鈴木です。

 

 

前回は上水道についてお話しましたので、今回は【下水道】についてお話しますね。

 

まず、下水と聞くと、住宅や工場等で使用した水（汚水）のイメージが強いかもしれませんが、街中に降る雨水も下水に含まれます。

 

　

 

 

住宅や工場等で使用した水（汚水）は、下水管によって下水処理場に運ばれ、きれいにされて川や海に返されます。

下水管は緩やかな傾斜をつけて地下に埋設され、下水はこの中を重力という自然のエネルギーによって流れて下水処理場に運ばれます。

 

尚、下水管がかなり深くなった場合には、ポンプを使って水を持ち上げます。

一方で雨が降った場合には、街の中が浸水しないよう道路脇にある側溝や雨水マスで雨水を集め、地下に埋まった下水管に流します。

雨水は下水管内を流れ、川や海に返されます。

 

つまり、下水道とは、「下水管」、「マンホール」、「ポンプ」、「雨水マス」そして「下水処理場」といった、下水を排除・処理する施設の総体を言います。

 

　

 

 

因みに、下水処理場では、反応タンクという大きな槽があります。

反応タンクには、たくさんの細菌や原生動物などの微生物が入っている泥『活性汚泥（かっせいおでい）』があり、微生物が生きるのに必要な空気を送っています。

 

 

この反応タンクで、沈砂池から最初沈殿池を通った汚水が、活性汚泥と混ざると、微生物のはたらき【①細菌が水の中の汚れを食べる⇒②原生動物が細菌を食べる⇒③後生動物が食べる】ことにより、水がきれいになります。

 

１.反応タンク（はんのうたんく）：微生物の働きにより水をきれいにします。

２.沈砂池（ちんさち）：汚水をゆっくり流し、砂などを底に沈めます。

３.最初沈殿池（さいしょちんでんち）：沈殿池からの汚水をゆっくり流し、沈殿池で沈まなかった細かい汚れを底に沈めます。

 

また、下水道は、汚水をきれいにして川や海に返すだけではなく、街中に降った雨水を速やかに川や海に排水して浸水を防ぐという大切な役割も担っているのです。

 

川や海の汚れのおおよそ半分は、生活排水によるものです。

 

 

　

 

下水道は、私たちが使用した水をきれいにして再び自然に帰し、川や海をよみがえらせるための大切な施設です。

 

 

 

 

 

 

ワダハウジング

宅地建物取引士

鈴木章裕