2023.02.02
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
日本の家では、床の冷たさを補うために床暖房がよく設置されています。
弊社も数年前までは床暖房を提案していました。
床暖房は面積にもよるのですが、費用は40~70万円ぐらい掛かってしまいます。
結構高いですよね。
しかし、床が冷たくなる原因を解決できれば、床暖房は必要なくなります。
一つ目は、断熱性能の低い窓
二つ目は、気密の低い住宅
三つ目は、複合フローリングの床
それでは、解説していきます。
断熱性能の低い窓は、窓に近づくとヒヤッとしますよね。
これを冷輻射というのです。
窓の近くの空気は冷やされて重くなり、床を這うように移動します。
その冷やされた空気が床を冷たくします。
冷輻射を防ぐために、窓は断熱性能の高い窓が必要になります。
その際に下枠が結露しない樹脂窓や木製窓を選んでください。
(アルミ樹脂複合窓は冬に氷点下になると結露が発生しやすい)
日本の窓4大メーカーの樹脂窓を紹介します。
YKK社の樹脂窓APW430
LIXIL社の樹脂窓EW
三協立山社の樹脂窓トリプルスマージュ
エクセルシャノン社の樹脂窓トリプルシャノンⅡx
などなど高性能な窓にすれば、床が冷たくなるのを防ぐことが出来ます。
まず気密とは?
密閉して気体の流れを妨げ、気圧の変化の影響を受けないようにすること。
もう少し簡単に言うと隙間を少なくすることです。
家の場合なら隙間風が入ってくる家は気密の低い家となります。
気密の低い家では暖房をすると、暖かい空気は上に抜けていきます。
更に、気密が悪いので床下からの冷気も吸い上げてしまいます。
暖房を強めれば強めるほど冷気を吸い上げる力が強くなってしまいます。
よって、床が冷たくなるのです。
そして、室内の空気の流れが激しくなり、結果として寒さを感じやすくなります。
上記は簡単な気密の図です。
気密の低い家は換気の効率も悪くなります。
換気の効率が悪くなると結露の原因にもなるのでご注意ください。
日本の家の70%以上が複合フローリングの床です。
複合フローリンングとは、合板等の下地材の表面に、0.3㎜~1㎜程の天然木を張った床材の事をいいます。
そして、この複合フローリングの表面は樹脂で覆われています。
この樹脂があるかないかで熱伝導率が変わってきます。
熱伝導率とは、どのくらい熱を伝導しやすいかを表している量のことを言います。
つまり、数値が多きほど熱を伝えやすく冷えやすいという事になります。
複合フローリングの熱伝導率が0.2W/㎡kほど。
無垢のフローリングの熱伝導率が0.12W/㎡kほど。
複合フローリングの方が数値が大きいです。
よって複合フローリングの方が無垢のフローリングより冷えやすいという事になります。
上記は無垢のフローリングです。
上からクリ、チーク、ブラックウォールナット。
住宅の床が冷たくなる原因は三つ!
如何でしたでしょうか?
参考にしていただければと思います。
1.性能の良い窓にする。
2.住宅の気密を高くする。
3.無垢のフローリングにする。
この三つを採用すれば、床暖房に費用をかけなくても床の冷たさを解決できます
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・既存住宅状況調査技術者
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
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みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
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