2023.09.01
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
住宅の外観デザインには沢山の種類があります。
ここでは主だったデザインカテゴリー5選だけ紹介します。
・シンプルモダン
・和モダン
・インダストリアルデザイン
・南欧風デザイン
・北欧風デザイン
この他にも沢山あります。
少しだけ簡単に住宅外観デザインの解説をします。
目次
モダン=現代風をさします。
シンプル=ミニマリズム=装飾を削除。
極力無駄なものを省いた現代風の住宅と言われています。
軒や庇などなく、窓も少ない場合が多いです。
現代風に和風テイストを混ぜたデザインになります。
木造、木材、瓦、土壁、漆喰など昔ながらの日本住宅の特徴をとりいれています。
住宅の型が三角の屋根で絵にしやすい形状です。
軒や庇が出ている事も多いです。
インダストリアルとはアメリカの工場、倉庫のデザインを模倣したものをさします。
無骨な産業的な空間で、工場や倉庫、鉄、配管、裸電球、レンガに大きな窓も特徴的です。
装飾あまりなく、素材や躯体そのままの場合も多いです。
モールディングや鉄、レンガを使用する場合もあります。
豪邸的なものはインダストリアルではないと言われています。
南欧は地中海の南イタリアやスペイン、フランス、ギリシャなどをさしていることが多いです。
地中海の気候というのは乾燥していて日射が強い傾向があります。
分厚い壁に高い天井、鮮やかな色で赤やオレンジを差し色として使うことが多いです。
窓少なく、テラコッタタイルなども南欧風をさす場合が多いです。
北欧はヨーロッパの北国スウェーデン、ノルウェー、フィンランドをさすことが多いです。
南欧と違い日照時間が少ないので、うつ病や雪国うつ、冬季うつ、ウインターブルーなどネガティブなイメージになって島しまいます。
明るい色に装飾少なく、雪国なので雪がつもらないように三角形の屋根で雪をしっかり流す造りです。
上下2色の外壁や板張りに着色して窓を多くとります。
1階が板張りなのはメンテナンスとして張替えをしやすいからです。
ちなみにカリフォルニア風は横型のラップ調の外壁が特徴とされています。
余談ですが、ここまでの住宅デザインの外観は全てAIが作成しています。
AIの進化は目を見張るものがありますね。
話が急に変わりますが。ワダハウジングは和田製材株式会社が正式な会社名になります。
その歴史は古く創業は大正6年になります。
そんな歴史からワダハウジングは和風に現代風のデザインを加えた和モダンをもっとも得意としています。
大きな瓦の屋根の和風住宅ではなく、すっきりとした見た目でありながら、和を感じさせる要素を取り入れることが和モダン住宅にする一つの方法です。
屋根の形は切妻屋根にして、屋根が重たく見えないようにするのがポイントです。
切妻屋根の棟(一番屋根の高いところを棟と呼びます)に対して直角の側面を妻壁と呼びます。
この壁の広さが重要なポイントになります。
上の写真ののように、窓の上の部分を「おでこ」と呼びます。
寒い地方にみられるような大きくて、屋根の傾斜の角度が大きな住宅なら、「おでこ」に窓を取り付けする事も可能です。
しかし、私たちの地域のような、一般的な屋根の傾斜では「おでこ」が広くなり間の抜けた住宅になってしまいます。
そこで、屋根の傾斜を緩くして「おでこ」を狭くするとかっこよくなります。
住宅のプロポーションに安定感が生まれます。
人の心理として高すぎると不安定なイメージを抱きやすいという理由もあります。
高さを抑える事で、全体的に落ち着いた印象の住宅になり、屋根や軒も美しく見えてきます。
軒は日差しを遮る事が出来るので、夏を涼しく過ごすためにとても有効です。
そして、軒先(雨樋を取付する部分)を小さく造ると屋根が重たく見えません。
軒先の細さが際立ち、キリッとした和モダン住宅の外観になります。
まとめると、和モダン住宅には「おでこ」や「住宅の高さ」「軒」のデザインが重要になります。
しかし、いろいろ手を尽くしても窓が上手く設計やデザイン出来ない場合もあります。
隣家の窓と同じ位置になってしまったり、予算の都合や敷地の日当たりなどが要因が多いです。
思い切って窓を格子で隠します!
窓の配置や形、大きさが多少チグハグでも、窓自体が見えなくなり外観から気にならなくなります。
特に木製格子にすると、どんな外壁の材料とも相性が良いのでオススメです。
格子で隠すことは、一番簡単に外観を整える事が出来る方法です。
他にもメリットがあります。
格子を取付すると風の通り道を確保しながら、外からの視線や日射を遮る事が出来ます。
しかし、デメリットもあります。
窓から眺める景色や太陽の光を取り込みにくくなります。
この場合、格子の窓がある部屋にもう一つ光が入る窓を設計、デザインする事で解決出来ます。
弊社の場合は、バルコニーの手摺に使用しています。
バルコニーの風とおしを確保しながら、外からの視線や日射を遮る事が出来るのでバルコニーにもってこいです。
外観のデザインも木製格子がある事で、和モダンに近くなり印象が良くなります。
風とおしが良くなることで、バルコニーの防水面にコケや藻などが付く事を軽減出来ます。
しかし、良い事ばかりではありません。
時間が経てばメンテナンスが必要になります。
その際に、取り換えがスムーズに安価に出来るように工夫をしておくことも重要です。
しかし、それを補って余るほど、木製格子は魅力があります!
1.妻壁のおでこを狭くする!
2.住宅の高さを抑える!
3.軒の出幅を大きくする!
4.窓を格子で隠す!
番外.木製格子を上手に使う!!
参考にしていただければ幸いです。
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・既存住宅状況調査技術者
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
どんな家がいいか、お金のこと、土地のことなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
ご来店またはホームページ、インスタDMなど、
お客様の使いやすい方法でご質問ください。
私たち住まいのプロが、お客様の疑問や不安に正直にお答えいたします。
しつこい営業は致しませんので、その点もご安心ください。
家を考え出す時は、まずは、イメージやデザインから興味を持たれる方が大半です。
しかし、家はイメージだけで決めてはいけません。
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