2024.04.01
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
ワダハウジングでも細々と古い住宅のリフォームやリノベーションを行なっています。
新築住宅事業が本業なので、あまり公にはしていませんが…
古い住宅が寒い!暑い!
古い住宅の電気代が高い!
古い住宅のガス代が高い!
古い住宅の水道代が高い!
などなど古い住宅に不満を持つ方が多いのも事実で、たまに相談を受けます。
この問題は、新築に建て替えが出来れば解決します。
しかし、全ての方が新築に建て替え出来るわけではありません。
そんな方の為に!
一番最初に行うのが高効率給湯器に交換する事です。
電気の場合ですと、電気温水器からエコキュートに変える事です。
詳しい計算式などは掲載しませんが、年間約5.5万円ほど節約出来ます。
電気温水器は100%電気だけでお湯を沸かして保温をします。
全て電気で賄うので電気代が高くなります。
エコキュートは「ヒートポンプ」がセットになっています。
「ヒートポンプ」は「熱(ヒート)」を「くみあげる(ポンプ)」という意味です。
もう少しわかりやすく説明をすると空気の中にある「熱」をあつめて、ひやしたり、あたためたりする技術を使っています。
「熱は多いところから少ないところに移動する」という性質を使った素晴らしい技術です。
エコキュートは機種によって値段が違います。
機種による交換代を差し引いても8〜10年ほどで確実に元が取れます。
更に言えば、電気温水器の故障もあると思います。
そこも加味すれば、もっと早く元が取れます。
太陽光発電を載せている住宅なら「おひさまエコキュート」がおススメです。
普通のエコキュートは深夜電力を利用して夜にお湯を沸かして、昼間は電気で保温をしています。
ところが、おひさまエコキュートは昼間の太陽光で発電している時間にお湯を沸かします。
昼間に湧きあげるので、夜のお風呂で一番お湯を使う時間までの保温時間も短くなり電気の節約になります。
又、天気予報連動機能がついたおひさまエコキュートなら、天気予報と連動して太陽光の発電効率が一番良い、晴れの時間に湧きあげるように調整してくれます。
上記画像はダイキンさんのおひさまエコキュート
ガスの場合も同様です。
都市ガスでもプロパンガスでも高効率給湯器に変える事です。
具体的にはエコジョーズに交換する事です。
従来のガス給湯器は80%ほどの熱交換効率でした。
しかし、エコジョーズは熱交換効率が95%もあります。
15%も熱交換効率が上がるので、メリットがかなり大きいです。
単純計算ですが、80%÷15%=5.3年で元が取れます。
この他にもエコキュートとエコジョーズを合わせたハイブリッド給湯器もあります。
普段のお湯はエコキュートで沸かして、タンクに貯めて使用します。
湯量が足りなくなった時にエコジョーズの瞬間式でお湯を沸かす優れもので、お湯切れを起こすことがありません。
ただし、エコキュートやエコジョーズよりも価格が高いです。
試算をしたのですが、機器が故障する前に元がとれるかは微妙なところでした。
それでも、お湯切れがない安心があります。
灯油で給湯する方は少ないとは思いますが同様です。
灯油でも高効率給湯器に変える事です。
具体的にはエコフィールに交換する事です。
エコフィールもエコジョーズと同様に熱交換効率が95%もあります。
従来型のエコキュートよりもかなり電気代と灯油代を節約できます。
2つ目に行って頂きたいのが、浴室です。
昔ながらのタイル貼の浴室からユニットバスに交換する事です。
2011年の古い調査ですが、年間約1万7000人がヒートショックで亡くなったとありました。
ヒートショックで亡くならなくても、浴室の寒さで健康を害すると膨大な医療費がかかります。
具体的には、大動脈解離、信金後続、脳梗塞などの病気が考えられます。
そのような事故、病気を防ぐ為にも必須ではないかと考えます。
まず、ユニットバスにすると湯温の制御が簡単に出来ます。
ヒートショック防止の観点から湯温を41℃以下に保つ事が出来ます。
それだけでも、ヒートショックの防止につながります。
更に、最近のユニットバスはだいたいどこのメーカーでも高断熱浴槽になっています。
湯が冷めにくいので、追い焚きのエネルギーが減りるのでかなりの省エネになります。
又、シャワーヘッドも節水、節湯型になっていることが大半です。
水道代の削減、給湯エネルギーの削減になり省エネです。
現在、ユニットバスの方はシャワーヘッドだけ交換することをおススメします。
節水力が一般的なシャワーヘッドよりも40%以上節水になるものなどもあります。
水道代と給湯代の大幅な削減になります。
費用とはあまり関係ないですが、水圧の強さ、肌あたり、使いやすさ、機能性なども向上させることができるので、より満足度も高くなると思います。
最後になります。
窓にはインナーサッシと呼ばれる内窓を取り付ける事です。
日本建材・住宅設備産業協会の調べによれば、窓などの開口部を通して、冬に暖房の熱が逃げる割合は58%、夏の冷房中に入ってくる割合は73%にもなるそうです。
暑さの原因の約7割、寒さの原因の約6割が窓なのです。
この弱点となる窓を強化することで、断熱性能の向上と部屋の結露軽減につながります。
まずは、暖房使う頻度が高いリビング、ダイニング、キッチンを優先してください。
次にヒートショックを防ぐ為に、浴室や洗面脱衣室、トイレに内窓を取り付けする事をお勧めします。
窓を開けるのに、2回開閉しないといけない手間は増えますが、断熱性能が格段に上がります。
その他に遮音効果やUVカット効果、侵入抑制になる防犯効果、何よりも冷暖房費の削減につながるのでメリットだらけです。
いかがでしたでしょうか?
意外と簡単な事から始めれますので、是非実践して見てください。
工事の相談も受け付けておりますので、疑問点などありましたら遠慮なくご連絡ください。
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
・既存住宅状況調査技術者
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
どんな家がいいか、お金のこと、土地のことなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
ご来店またはホームページ、インスタDMなど、
お客様の使いやすい方法でご質問ください。
私たち住まいのプロが、お客様の疑問や不安に正直にお答えいたします。
しつこい営業は致しませんので、その点もご安心ください。
家を考え出す時は、まずは、イメージやデザインから興味を持たれる方が大半です。
しかし、家はイメージだけで決めてはいけません。
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