2024.07.01
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
知っているとちょっとお得になる暮らし方!
使う家電によっても快適さに差がでます。
そんな暮らし方の豆知識8選を紹介します。
目次
地震の力は住宅の重さによって決まります。
地震の力を計算式にすると
「地震層せん弾力係数」×「当該階より上の住宅の重さ」=地震力
となります。
何のことかわかにくいですよね?
地震層せん断力係数とは、地震力の大きさに関係する係数のことです。
少し複雑な計算式をもちいます。
当該階より上の建物の重さは2階建ての住宅なら2階の部分が該当します。
正確に言うと1階の半分ぐらいから上の重さになります。
平屋の場合も同じで半分ぐらいから上の重さで計算します。
簡単に言うと構造計算は住宅の重さとの闘いなのです。
住宅自体が軽いほど耐震性が良くなります。
イメージでは重い方が地震に強そうと言われますが逆です。
家具や家電、特に重いのが本!
2階の荷物を減らすだけでも耐震補強と同じ効果があります。
耐震補強をしたいけどお金がなぁ~という方にもお勧めです。
夏はエアコンぐらいしか部屋を涼しくするものはありませんが、冬はいろいろな暖房があります。
その中でもエアコンが一番低燃費です。
電気代だけ見てエアコンは電気代が高い!と言われる方がいます。
そんなことはありません。
灯油の場合は「灯油代+電気代+灯油を買いに行くガソリン代」(灯油を届けてもらうなら運搬費)が掛かっています。
ガスの場合は「ガスの使用量+電気代+ガスの基本使用料」が掛かっています。
エアコンがなぜ低燃費かというと「ヒートポンプ」があるからです。
ヒートポンプとは、空気中の熱「heat」をポンプのように汲み上げて移動させる技術です。
ヒートポンプで熱を作るのではなく、熱を移動させているだけなので、一から熱を作るよりもエネルギーが少なくなります。
よって低燃費になります。
もし、買い替えを検討している場合は「通年エネルギー消費効率=APF」を意識してください。
エアコンにはこのような性能表がついています。
この表でいえば右下が「通年エネルギー消費効率=APF」になり、数字が大きいほど効率が良いものになります。
効率がよい=低燃費なエアコンと言えます。
除湿器よりものエアコンの方が除湿をしてくれます。
で説明をしたヒートポンプがあることが大きな要因です。
ちなみにエアコンの冷房と除湿の仕組みは基本的には同じです。
ます、取り込んだ空気を冷やします。
続いて空気中の水分を結露させて水にします。
その後、ドレン配管から室外に放出をします。
除湿には「弱冷房機能」と「再熱除湿」という2種類があります。
文字通り弱い冷房機能です。
空気中の水分を集めるために温度を下げた空気を流すので、肌寒く感じます。
温度を下げた空気を、適切な温度に温めなおしてから部屋に流します。
部屋の温度を下げずに湿度だけを下げます。
多くのエアコンは「弱冷房除湿」です。
一部のモデルのエアコンにだけ「再熱除湿」が採用されています。
また、新型のエアコンには「ハイブリッド型」の除湿機能がついたものもあります。
弱冷房除湿の省エネ性はそのままに、気温と湿度に応じて柔軟に冷媒を流す量を調整することができます。
東京電力が「冷房」「弱冷房除湿」「再熱除湿」のコストを比較したデータがあったので拝見したところ
電気代が一番安いのが「弱冷房除湿」
その次に「冷房」
一番高いのは「再熱除湿」
となっていました。
そのことを踏まえると
真夏は冷房で除湿
気温がそこまで高くない梅雨は除湿機能を使う方がよいと思います。
冬は暖かい太陽の日射を沢山取り込みたい!
高断熱の住宅なら暖かさがかなり持続します。
高断熱な住宅でなくても窓際にいると暖かいので太陽の日射を取得したいですね。
そんな時、網戸があると日射の取得量が落ちてしまいます。
冬は網戸を使う機会がないので、外しておくことで日射をより取り込めます。
外した網戸は室内に保管しておけば掃除をする手間も減らせるので、一石二鳥です。
夏は暑くて窓を開けても湿気と暑い空気しか入ってきません。
冬は寒くて窓を開けての換気は難しい。
ここ最近の気候で網戸を活用するのは5月と10月ぐらいしかないように感じます。
花粉症の方ですと10月だけしか窓を開けられないかも知れません。
そうはいっても気候が良い時の窓開けは何とも言えない心地よさがあるので、迷います。
網戸が必要か不要かで考えてみるのも良いかも知れませんね。
加湿器の加湿方式は主に4タイプになります。
超音波式、スチーム式(加熱式)、ハイブリッド式(加熱気化式)、気化式に分類されます。
それぞれに特徴が違います。
超音波でミスト(霧)を発生させる技術を使った方式です。
超音波の振動が水面に伝わると水面の一部分が隆起し、微細なミストが発生します。
このミストにファンで風を当てて拡散して加湿をします。
メリットは本体価格が安く、電気代も控えめで、コンパクトなので設置がしやすい。
デメリットは、水蒸気ではなく水の粒子なので、手入れをしないとタンクやトレー、フィルターに雑菌が繁殖してしまいます。
そのまま使用すると雑菌を空中に放出する恐れがあります。
空気が含める水分には限界があります。
超音波式は限界を超えて加湿し続けることができるため、過加湿にもつながりやすくなります。
水をヒーターで加熱して蒸発させ、その湯気(水蒸気)をファンで拡散して加湿します。
やかんでお湯を沸かすイメージの加湿器です。
メリットは、水を沸騰させるため、菌が繁殖しにくく衛生的です。
またヒーターを使って高温の蒸気を拡散するので室温を上げる効果もあります。
広い空間にも対応しやすいタイプになります。
デメリットは、ヒーターの加熱に電気を使うので、電気料金が高くなります。
吹き出し口が熱くなり、蒸気に触れたり転倒させてしまうと火傷のリスクもあります。
水を沸騰させるまでに少々時間がかかります。
蒸発スピードが速いので、カルキが付着しやすく、吹き出し口などに付いたままだと加湿力が低下してしまいます。
フィルターに水を含ませて、ヒーターとファンで温風を当てて、水を気化して拡散します。
ドライヤーの温風で濡れたものを乾かすようなタイプです。
メリットは、温風を当てることで、素早く加湿が可能です。
フィルターに風を通し気体として放出するので、水の粒子が小さくなり、雑菌の放出が抑えられます。
温風をあてるので加湿した空気を遠くまで拡散させることができます。
デメリットは、ヒーターを搭載するので消費電力が大きくなり、電気代が高くなります。
(スチーム式よりは安いですが…)
本体価格も割と高額です。
フィルターに水を含ませて、ファンで風を当てて気化した水蒸気を拡散します。
強風で扇風機の風を濡れたものに当てて乾かすタイプです。
メリットは、ハイブリッド式と同じで、フフィルターに風を通し気体として放出するので、水の粒子が小さくなるので雑菌の放出が抑えられます。
ハイブリッド式と違いヒーターがないので電気料金がほとんど掛かりません。
部屋の加湿が出来たら、自動で加湿量を調整、加湿し過ぎを防ぐ機能があります。
デメリットは、加湿をする際の送風量が多くなります。
機種によって、モーター音やファンの音がうるさいこともあります。
熱くならないので冬に部屋を暖める副作用はありません。
どれも一長一短ありますが、雑菌の放出、本体の価格、電気代などを考慮すると気化式がおススメです。
毎日こまめにお手入れできる、手ごろな価格で購入したい、場所を取らずに使用したい方は、超音波式が向いていると思います。
清潔な水蒸気で加湿したい、早く湿度を上げたい、冬、室温を上げながら使いたいという方は、スチーム式(加熱式)が向いていると思います。
清潔に加湿したい、早く湿度を上げたい、子どもがいても安全に使用したいという方は、ハイブリッド式が向いていると思います。
電気代を抑えたい、清潔に加湿したい、子どもがいても安全に使用したい、広いリビングをずっと加湿し続けたい、結露やカビを抑えて加湿したい方は、気化式をおススメします。
パントリーとは、キッチンの近くにつくる収納のことをいいます。
常温保存が可能な食料品や調味料、食器、消耗品、日用品などを収納する用途で使用します。
まとめて保管できたり、キッチンが整理整頓しやすかったり、収納したものを探しやすかったりメリットがあります。
メリットがある=デメリットもあるわけで、スペースを確保する必要があったり、パントリーを作る費用がかかってしまいます。
そんなパントリーに粉ものを保管しているとダニが発生します。
ダニは人のフケ、アカ、カビ、食べ物などの餌が豊富で、高温多湿な環境で発生します。
夏のキッチンはダニの繁殖に最適な温度20~30℃、湿度70~80%に近くなります。
粉ものと言っても小麦粉だけではありません。
小麦粉でけでも、強力粉、中力粉、薄力粉の3種類あります。
その他に、そば粉、米粉、トウモロコシ粉、キャッサバ粉、きな粉などなど種類が沢山あります。
こんなに種類があって大変だと思いますが、必ず冷蔵庫で保管してください。
エコキュートは地震や大雨、台風等でライフラインが絶たれたときにも使用することができます。
それも、シャワーや蛇口からお湯が使えます。
ただし、お湯の温度調節が出来ない為、高温のお湯や水が出る場合があります。
必ずお湯の温度をを確かめる必要があります。
冬場などは、お湯の温度が低くなる場合があります。
また、タンクのお湯が無くなると水が出ます。
非常用の水栓付きなので、タンク内の水を生活用水として使えます。
タンク下部の非常用取水栓にホースをつなげば、タンク内のお湯や水が使えます。
ただし、飲用には適していないので、飲まないでください。
非常用取水栓を使用する際、熱湯もしくは水になる場合があるので注意が必要になります。
断水している場合は、シャワーや蛇口からはでてきません。
ガス給湯器や灯油の給湯器だとタンクがないので、非常用水を得ることは難しいです。
新築の住宅であれば最初からエコキュートを選択しておくと良いです。
給湯器が古くなった方で、設置する場所があるならエコキュートに交換すると良いです。
暖房便座(ウォームレット)や温水洗浄便座(ウォシュレット)などの機能が付いた便座は、今や住宅になくてはならない製品だと思います。
洗浄や暖房、自動開閉に乾燥などの機能がたくさんあってとても便利です。
しかし、暖房便座は電気で暖めるので消費電力が大きいです。
TOTOさんによると、「ウォシュレット®アプリコットF4A(TCF4744)」の場合、使用していない間の消費電力も含めて年間約60kWh、タイマー節電を使用しない場合72kwh程度になるとのことです。
それ以外の便座もあるので調べたところ、暖房便座の消費電力の平均は年間150kwhだそうです。
電気代を1kwh/35円で計算すると、年間5,250円!
10年で52,500円になります。
人それぞれ感覚が違いますが、私は割と大きな金額だと感じています。
暖房便座の電気代の節約方法を紹介します。
簡単な方法で電気代を節約できるのでやってみてください。
暖房便座は蓋が開いている状態と蓋が閉まっている状態では、消費電力が変わります。
トイレを使用していないときは便座の蓋を閉めて放熱を防ぐことで、蓋を開けたままと比べて消費電力が抑えられます。
暖房便座の温度を低く設定することでも消費電力を抑えられます。
貯湯式の暖房便座の場合、便座の設定温度を「中」ではなく「弱」に設定にするとよいです。
また、冷房を使用する期間は便座の暖房を切っておくことも有効です。
新しい暖房便座には、節電機能が導入されているものが多くあります。
便座の設定温度を自動的にコントロールする、タイマーで毎日同時刻に電源をオフにするなど、省エネ効果の高い機能を持つ暖房便座は少なくありません。
古い暖房便座を使い続けるよりも、新しいものに買い替えたほうが電気代の節約につながります。
少しでも参考になった嬉しいです。
是非とも快適な生活を送ってくださいね。
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
・既存住宅状況調査技術者
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
どんな家がいいか、お金のこと、土地のことなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
ご来店またはホームページ、インスタDMなど、
お客様の使いやすい方法でご質問ください。
私たち住まいのプロが、お客様の疑問や不安に正直にお答えいたします。
しつこい営業は致しませんので、その点もご安心ください。
家を考え出す時は、まずは、イメージやデザインから興味を持たれる方が大半です。
しかし、家はイメージだけで決めてはいけません。
健康に快適な毎日を過ごすための確かな品質があってこそのものです。
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