2024.04.16
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
2017年のパリ協定で日本の中期目標として、2030年度の温室効果ガスの排出を2013年度の水準から26%削減することが目標として定められました。
我々、住宅業界でも達成に向けて様々な対策を施しています。
新築住宅を建てれば、省エネになるのは当然の事です。
今現在、住まわれている住宅よりも必ず省エネになるようにします。
しかし、全ての人が省エネになる新築住宅を建てられるわけではありません。
人それぞれ諸事情があることは重々承知しています。
そこで、
新築住宅を建てられた方。
古い住宅に住んでいる方。
アパートに住んでいる方。
マンションを購入した方。
全ての方が省エネになる事を書きたいと思います。
エアコンは、どんな冷暖房機器よりも省エネかつ経済的です。
寒いと思ったら、エアコンを優先的に使うようにしてください。
エアコンが省エネで環境にやさしい理由は、空気の熱を集めて移動させるヒートポンプという技術があるからです。
ヒートポンプとは、ポンプが水をくみ上げるように空気中の熱をくみ上げ、必要な場所に移動させるので、一からエネルギーを作り出すよりも効率が良くなります。
10年以上前のエアコンでしたら買い替えも視野に入れてください。
そして、エアコンを優先的に使うようにすると省エネです。
最新の機種ならば、エアコンの暖房は電気ヒーターと比べて電力効率が約7倍もあります。
電力効率が良いので、当然電気代も安くなります。
10年以上前に購入した冷蔵庫は新製品に交換する事をオススメします。
「自立循環型住宅への設計ガイドライン」によると、9年以内に確実に元が取れるそうです
そして、かなり電気代の削減につながります。
一般財団法人家電製品協会によると、2010年と2020年の製品(容積401~450L)を比較すると、37~43%の省エネになりそうです。
電気代に換算すると、年間約4,740~6,090円安くなると試算していました。
暖房便座のスイッチをOFFにして、便座カバーをかける事をオススメします。
ただし、便座カバーを洗う手間は増えます。
しかし、暖房便座を2台設置した場合の消費電力は390kWhになります。
この消費電力は、冷蔵庫(約330kWh)やテレビ(約375kWh)よりも多いです。
温水洗浄便座の暖房、冷蔵庫、テレビは最もエネルギーを消費する家電です。
「最重要家電」といっても過言ではありません。
温水洗浄便座と言っても、その方式や特徴、機能は様々です。
大きく分けると、温水洗浄便座には「貯湯式」「瞬間式」2つの方式になります。
貯湯式はヒーターで温めたお湯をタンクに貯めておく方式で、使用しない時でもお湯を待機しています。
一方、瞬間式はタンクがなく、使うたびに瞬間的にお湯をつくる方式です。
常にお湯を温めておかなくてよいので効率的です。
又、暖房便座の設定温度を「中」から「弱」にすると年間およそ820円
洗浄水の設定温度も「中」から「弱」にすると年間およそ430円
電気代が安くなるそうです。
その他にも、便座の蓋は使うたびに閉じることでエネルギーロスの防止になり、年間およそ1,080円電気代が安くなるそうです。
そして年中つけっぱなしにしないで、寒い季節だけに使うようにするのも効果的です。
参考資料
経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 温水洗浄便座」
から引用しています。
電気ポットの使用も最小限にすると効果があります。
湯を沸かした後に保温を掛け続けると消費電力が高くなり電気代が増します。
飲み切るぐらいの量を沸かして保温を使用しないようにする。
若干手間は増えてしまいますが、飲むときにその都度沸かす方が省エネになります。
もしくは最新の機種に買い替えも効果があります。
従来の電気ポットは電気ヒーターのオンオフによって温度を保つようになっていました。
最近の機種は、ポットのふたや、側面に高性能の断熱材を使用して、加熱後の温度を保つような構造で、省エネ化を実現しています。
又、お湯を使うタイミングによっては、保温よりも使用時のみに再沸騰したほうが省エネ効果があります。
沸騰から2時間程過ぎると、再度沸騰させるエネルギーよりも、保温し続けるエネルギーの方が大きくなるといわれています。
長時間使用しない場合は、電源を抜いておくのが省エネです。
白熱電球の場合は、LED電球に交換がオススメです。
製品によって多少変わりますが、同じ明るさなら消費電力が約9分の1になります。
そして、寿命は約20倍になります。
白熱電球が切れていなくても、すぐに交換するのが経済的です。
ただし、電球が蛍光灯の場合は注意が必要です。
交換するLEDと照明器具の組み合わせが不適切な場合、電気がつかない事例もあります。
電気がつかないだけならいいですが、部品が想定以上に高温になり、発煙や火災の原因になりえます。
インバーター付きの蛍光灯でしたら、そのまま使用してください。
蛍光灯が切れたら、照明器具ごとLED照明に交換する方が経済的です。
以上の5つの方法は、費用対効果がとても大きいものになります。
電気代がどんどん高くなっている今だからこそ、すぐにでも実践していただくと電気代の助けになるはずです。
その他に太陽光発電のような創エネ設備も一つの方法です。
しかし、太陽光は安くなってきてはいてもまだまだ高額です。
そして、既存の住宅に載せる場合は、かなり慎重になった方が良いです。
太陽光掲載を想定していない場合が多いので、太陽光を載せたことで耐震性能を損なってしまったり…
ビス止め施工しかできなく数年後に雨漏りしたり…
既存の住宅に太陽光を載せる場合は、瓦などの重い屋根の場合は、屋根を軽い材料に吹き替えれば耐震性能を損なうことなく施工できます。
軽い屋根の場合は耐震補強を行った上で載せるしかないので、高額になりがちです。
その点、家電交換は手軽で手間も少なく、少ないコストで省エネになる方法なのでオススメです。
私達ワダハウジングの本業は住宅に関わる事です。
太陽光や耐震断熱リフォーム、リノベーション、新築時の省エネなどの方が得意です。
家電の相談は家電量販店などにお願いしてくださいね。
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
・既存住宅状況調査技術者
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
どんな家がいいか、お金のこと、土地のことなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
ご来店またはホームページ、インスタDMなど、
お客様の使いやすい方法でご質問ください。
私たち住まいのプロが、お客様の疑問や不安に正直にお答えいたします。
しつこい営業は致しませんので、その点もご安心ください。
家を考え出す時は、まずは、イメージやデザインから興味を持たれる方が大半です。
しかし、家はイメージだけで決めてはいけません。
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