2024.10.21
今回は住宅の外部サッシなどに付いている、鍵についてです。
玄関の鍵や、掃き出し等の引違い窓の鍵(クレセント)の2ヶ所のメンテナンスを紹介して行きます。
玄関の鍵の開閉をする際に硬くなってきた時の調整方法についてです。
まず鍵を刺してから回して開けるタイプの鍵穴には油をささないでください。
油が汚れを吸着して入り込み詰まってしまい、より鍵が開けにくくなってしまいます。
そんな時は意外な身近な物を使うと回しやすくなります。
それは「鉛筆」芯の成分が潤滑材の代わりになってくれるので、鍵の溝にそって何回か擦った後に鍵を差し、何度か回してみてください。
鍵穴の中に潤滑材がすり込めるので、鍵を回しやすくなってきます。
鉛筆だとどうなの?と思われる方は、同じ成分の鍵穴用潤滑スプレーもあります。
欲しい方は、ホームセンターやインターネットなどで探してみてください。
このスプレーなら鍵穴以外にも丁番などのホコリが付きやすく、油を使いたくない所の潤滑剤としても使えます。
引違い窓のクレセント錠(三日月型のロック)
住宅の窓を施錠する為によく使われる鍵がわりの金具で厳密には鍵ではなく錠(ロック金具)になります。
鍵の付いたタイプもあるので住宅によっては鍵付きの物を付けられる方も見えるそうです。
クレセント錠の手前にはスライドさせる補助錠が付いていて、スライドさせる事で持ち手の固定をする事が出来ます。
日々の開閉で長く・多く使う箇所では、掛かりの悪くなる事やぐら付きが出てくる事もあります。
そんな時は、窓用の説明書に詳しく対処方法が書いてあるので、確認して調整する事が多いです。
その中でも、多く起こりやすくて、直しやすい二つの調整方法を紹介します。
「かかりの調整」と「クレセント部品のぐら付き」についてです。
用意するのはプラスドライバーの2番、細すぎないよくあるサイズの物です。
「かかりの調整」にはサッシを反対側にスライドさせると鍵のかかる所の根元が見えて、そこにあるネジを緩めて掛かりの良い所で締め直し、調整を繰り返すと掛かりやすさを調整する事が出来ます。
クレセントのぐら付きには、回す持ち手の部品の上下にあるカバーをスライドして外し、中にみえるネジをかかりの良い所で締め直すと解消されます。
調子がおかしいかなと思う所は、是非確認してみてください。
引違い窓の安全性を高める為には、クレセント錠とは別に足元の押すと起き上がるロックがあります。
防犯の為にも合わせて使うと窓が開けにくくなるので、こちらも合わせて使いましょう。
足元のロックが手前の窓に引っ掛かり、かけにくい時は下のリンクから調べられるサッシの調整方法を元に、窓の傾きなどを調整してみると改善する事があります。
さらに安全性を高めたい方にはガラスを割られない様に防犯フィルムを窓に貼り強度を強くする方法。
ホームセンターなどで補助錠を「窓に貼るタイプ」や「サッシとレールの間に挟み固定するタイプ」がありますので、合わせて使用していただくと中や外からの出入りを好みの位置で制限する事が出来ます。
今回の内容以外でも、下のブログ内のLIXILやYKK等、外部サッシ引き戸のリンクから詳しい調整の仕方などを調べる事も出来ます。
壊れてしまう前に正しく調整をして、大事な住まいを長持ちさせていきましょう。
土岐市で住宅サッシのメンテナンスを行うなら
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢
2022.11.10初稿
2024.10.07改修
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
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みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
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