2022.11.16
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
私が住宅の設計をする時、パッシブデザインを心掛けています。
パッシブデザインとは?
聞いたことがある方もみえると思いますが、説明をします。
「暖冷房設備や装置等に依存せず、適切な断熱や日射調整(取得と遮蔽)、通風、蓄熱等、建物そのものの工夫によって、室内環境の快適性の向上を図る事とされています。」
ちょっと難しいですよね。
私が設計などを指導をしてもらっている松尾設計室の松尾和也先生が一言で説明していました。
「太陽に素直な設計」
とても分かりやすい言葉です。
余談ですが、私はこの松尾先生を大変尊敬しています。
物理や科学の観点から住宅設計をする方法を学びました。
気になったことは自分で確かめる、その分野の専門家に聞くなど根拠を求める姿勢も素晴らしいと思っています。
詳しくは→松尾設計室HP
話がそれました…
「太陽に素直な設計」この言葉をもう少し簡単にすると
「冬の日射はできるだけ取り入れる家」
「夏の日射はできるだけさえぎる家」
となります。
こう置き換えると分かりやすいですよね。
それでは、図で説明をします。
資料元:ホントは安いエコハウス 松尾和也著 日経ホームビルダー編 より
上の図は冬場の住宅の南側の窓を含めた図です。
太陽光による放射熱が198W/㎡入ってきています。
住宅の外と内の温度差で伝導熱が30W/㎡出ています。
窓の大きさが横1.65m×高さ2.0mの窓の面積は3.3㎡になります。
(上記のような窓を住宅業界では16520という呼称で呼びます)
計算式は(放射熱198W/㎡-伝導熱30W/㎡)×窓の大きさ3.3㎡=554W
となります。
554Wの熱を取り入れたことになります。
コタツのヒーターが600Wです。
つまり窓からコタツ1台分の熱を無料で取り入れた事になります。
次に夏の場合です。
資料元:ホントは安いエコハウス 松尾和也著 日経ホームビルダー編 より
夏は冬よりも太陽の位置が高くなります。
庇やよしずなど住宅の外で太陽の光を遮るものがついていれば、熱をカット出来ます。
庇がない場合、(放射熱180W/㎡+伝導熱16W/㎡)×窓の大きさ3.3㎡=647W
庇がある場合、伝導熱16W/㎡×窓の大きさ3.3㎡=53W
上記の計算式から、庇が無いと住宅内にコタツの熱を取り込む事となってしまいます。
庇があれば、53Wなので昔の白熱電球60Wと同じぐらいの熱しか入ってきません。
庇はとても有効なのです。
ようするに
太陽に素直に設計した住宅は!
冬は暖房費の節約が出来る!
夏は冷房費の節約が出来る!
つまり家計を助ける事が出来る住宅なのです。
パッシブデザインはとても重要ですね。
パッシブデザインが出来る工務店で新築住宅を建ててくださいね!
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
どんな家がいいか、お金のこと、土地のことなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
ご来店またはホームページ、インスタDMなど、
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私たち住まいのプロが、お客様の疑問や不安に正直にお答えいたします。
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