土岐市で気密性能が高く健康的な住宅ならワダハウジング

こんにちは！
ワダハウジングの纐纈です。

人の健康には3つの条件が必要とされています。

1.適切な温度
2.適切な湿度
3.新鮮な空気

出典：日本スティーベルHPより

上記の表を見てみると人が生涯で摂取する物質の第一位は室内空気です。

人間一人に必要な換気量は、

炭酸ガス発生量÷(許容濃度－新鮮な空気の炭酸ガス発生量)＝必要な新鮮空気

といった公式になります。

※炭酸ガスは化学名を二酸化炭素といいます。

二酸化炭素を減らす為に、窓を開けて換気をする！

確かに理にかなっています。

しかし、まだまだ寒いこの時期に折角暖めた空気を捨てるのはもったいない。
花粉が飛びだしているのに窓開け換気なんて出来ない。
窓が2つないと換気が上手に出来ない。

じゃあどうすれば？

現在の住宅には24時間換気をいうものがあります。

Panasonicの24時間換気の画像

24時間換気とは建築基準法で、2時間で住宅内の空気が入れ替わる換気設備を設ける事。
この24時間換気を効率よく使うことが大切です。

24時間換気には3種類あります。
3種類の説明は長くなるので、割愛して一般的に普及している第3種換気だけ説明します。

出典：パナソニックHPより

室内の空気排気(外に出す)を換気扇で行い、室内への空気の給気(新鮮な空気の取り込み)は給気口という穴から自然に取り込む方式です。

低コストで計画換気が可能です。
しかし、住宅の気密性能が低いと換気量が足りなくなります。
2時間で1回住宅の空気を入れ替えることが出来ません。

これでは、健康に悪影響を与えかねません。

なぜ気密性能が低いと換気量が足りなくなるのか？
ストローで説明します。

飲み物をストローで飲むときで考えると分かりやすいです。
普通のストローであれば、何も問題なく飲み物を飲むことができます。

しかし、ストローにいくつか穴が開いていると穴から空気が抜けて飲み物を上手くが吸うことが出来ません。

この飲み物が空気だったしたら、普通のストローの場合はしっかりと中の空気を吸い出せます。
穴あきストローの場合は穴から空気が入ってしまい、本当に吸い出したいところから吸い出せなくなります。

気密性能をしっかりとすることで、建築基準法でも決められた正しい換気が出来ます。

しかし、住宅の気密性能に基準はありません。
ではどうするか？

住宅を建てる会社に「C値はいくつですか？」と聞いてください。

C値とは住宅における相当隙間面積のことです。
住宅全体にある隙間面積（cm²）を延床面積（m²）で割った数値です。
住宅の気密性能の指標として用いられています。

数値が小さいほど優れた気密性をもつ住宅といえます。

画像:ヤマイチ 小型気密測定器「Dolphin2」

上記画像のような機械で測定します。

本来は建てた住宅で測定をしないと実際の数字は出ません。
しかし、何度も測定していると大体数字の把握が出来てきます。

なので「測定した事がない。」や「分からない。」では安心出来ません。

「実際に測定しないと分かりませんが、何度も測定してきた結果が必ずC値1.0以下になっています。」
こんな回答だったら大丈夫だと思います。

住宅を建てる際には必ず気密性能(C値)を聞いてください。

ちなみにC値1.0でも第3種換気の場合、計算結果の50％しか換気が出来ません。
換気量を余分に見込んで計算しているかを聞くと更に良いと思います。

ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・既存住宅状況調査技術者
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号：200019)
纐纈和正