2024.01.01
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
冬の朝、住宅内の窓ガラスやサッシ(窓の枠の事)に沢山の水滴がついていることありませんか?
そうです!結露です!
そのまま放置しておくと、サッシや巾木、周辺の木材にまで影響を与え、カビや雑菌が発生して住宅の寿命を縮めてしまいます。
目次
結露とは、住宅内と住宅外の気温差が激しい場合に住宅内の水蒸気が冷やされることによって発生します。
窓ガラスやサッシに結露が発生するのは、物質の表面などで空気中の水蒸気が凝縮されて水滴になる現象なのです。
夏、コップに冷たい水やお茶を入れるとコップに水滴が発生するのも同じ現象です。
一定量の空気の中に存在する水蒸気の量は決まっています。
温度が高くなるほど多く存在し、温度が低いと少なくなります。
この空気中に含むことができる限界の水蒸気量を「飽和水蒸気量」と言います。
暖かい水蒸気を多く含んだ空気が冷やされることで「飽和水蒸気量」を超えてしまうことで、余分な水蒸気が水に代わってしまうのです。
冬の朝の場合、夜まで暖房で住宅を暖めるので空気中に多くの水蒸気が存在する事になります。
夜中に外気により、住宅のガラスやサッシの温度が下がるので、空気中の水蒸気が存在する事が出来なくなり、水滴に変わってしまいます。
これこそが、「結露ができる仕組み」なのです。
寒い時期はガラスやサッシに結露が発生しやすいですが、その他にも気をつける場所があります。
ポイントとなるのは水蒸気と温度差です。
結露が発生しやすい場所は
・風が強くあたるガラスとサッシ
・ストーブをつけている部屋
・植物を置いている部屋
・浴室の天井
・キッチンの天井
・水道の蛇口
などなどが水蒸気と温度差が大きくなる場所が注意です。
1.換気
2.除湿
3.室温
この3つがとても効果があります。
結露を防ぐには、住宅内をこまめに換気して空気を入れ替える必要があります。
換気に関しては、冬は寒いので窓開け換気はなかなか出来ないと思います。
しかし、現在の新築住宅や建売住宅などは、24時間換気という強制的に換気をする機械を必ず取付しないといけない法律になっています。
スイッチを切らなければ、自然に換気が出来ている事になります。
24時間換気が付いていない住宅の場合
・キッチンの換気扇をまわす。
・週1回は押入れやクローゼットを開ける。
・洗濯物は浴室に干す
・扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
上記の方法も有効です。
除湿に関しては、除湿器を使えばなんとかなるかも知れません。
しかし、冬は暖房で乾燥するので加湿器を使う事の方が多くなると思います。
夜に寝る時も暖房と加湿器をつけたままにしておけば、多少は防げますが電気代がかかります。
除湿器がない場合はエアコン除湿運転も有効ですが、こちらも電気代がかかります。
部屋に植物を加湿器かわりに置いておく家庭もあると思います。
植物は光合成をしているので、常に水蒸気を発しているので冬には最適です。
水槽に水を張っておくのも加湿器かわりになります。
加湿器を使用するよりも水蒸気量がかなり減ります。
ただし、配置場所には注意が必要です。
窓際や壁際に配置すると湿度が高まり結露をする可能性が高まります。
植物や水槽などは換気扇の付近やドア付近などの空気が入れ替わる場所に設置するのがおススメです。
空気が入れ替わることで結露を防ぎやすくなります。
断熱に関しては、簡単には行えません。
リフォームするか?
住宅を建てるか?
もしくは住宅の建て替えをするか?
その中でも容易に出来そうなものを考えると内窓をつける事が簡単かと思います。
内窓とは現在ついている窓の内側にもう一つ窓をつける事です。
窓というのは住宅内で一番熱の出入りが激しい場所です。
弱点となる部分を集中的に改善するのはとても有効です。
とはいってもお金がかかることなので、簡単には出来ません。
その他の対策として暖房器具をエアコンやハロゲンなどの電気式にすることを有効です。
石油ストーブやガスストーブなどの燃料を燃やす暖房器具は水蒸気を発生させるので、湿度が上がりやすくなります。
その点、電気式の暖房器具は水蒸気が発生しないのでおススメです。
窓に結露防止アイテムを直接貼ることで結露を減らします。
・新聞紙
・梱包用のプチプチ
・結露防止シート
・結露の給水テープ
などなどいろいろあります。
新聞紙は結露防止というよりも結露を吸い込ませる使い方です。
朝起きたら新聞紙を取って捨てるだけなのでお手軽です。
梱包用のプチプチは窓全体に貼り付けると窓の表面の温度が下がりにくくなり、結露の発生がしにくくなります。
内窓の劣化版のような役割です。
結露防止シートなら見栄えもよくなります。
梱包用のプチプチと同様に窓の表面の温度が下がりにくくなります。
商品によっては10年ほど持つタイプもあるようです。
結露吸水テープはガラスに貼るというよりもサッシ(窓の枠)に貼ります。
新聞紙や梱包用のプチプチ、結露防止シートをガラスに貼るとサッシ部分と温度差が生まれサッシが結露します。
それを解消するのに使用します。
つまり、新聞紙や梱包用のプチプチ、結露防止シートと合わせて使用することで結露対策になります。
窓の表面温度を上げるのにとても効果があります。
ウィンドーラジエーターと呼ばれています。
窓専用のヒーターには窓を暖めることで住宅内が冷えにくく温まりやすい効果も得られます。
弱点として電気代がかかるのと電源がないと使用できないので、長い目でみると内窓の方が安くなると思います。
ちなみに、今まで説明してきた中でもっとも効果が高いのが断熱です。
住宅を建てるなら是非とも断熱性能の高い住宅を建てて下さい。
断熱性能が高ければ、外気によって住宅の窓ガラスやサッシの温度が下がるのが防げます。
温度が下がるのが防げれば、結露が発生しません!
もっと詳しく知りたい方は、是非お問い合わせください。
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・既存住宅状況調査技術者
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
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