2023.12.21
今回は地縄張り(建物の位置出し)の紹介です。
まず現地に行く前の準備、図面の段階で建物の数字、縦①と横②から対角線(建物内の斜めの線)③を出します。
出し方の式は「√(①×①)+(②×②)」①と②の二乗の数を足して出来た数を√(ルート)の中に入れると対角の数③が出るのでこれで地縄の準備完了です。
例:縦が7000㎜:横は5000㎜だと(対角)は8602.3㎜~になります。
現地についてから建物位置を出すには、配置の基準(境界杭)と敷地の境界線(杭同士の間の線)が必要になります。
まずは建物の平行基準になる境界線を出して、杭から建物までの距離を出す。
その位置から直角に、決めた距離に従って建物の位置を1カ所出してピンを打ちます。
次に境界から同じ距離と、1カ所目のピンから建物の長さ分を結んだ所に2カ所目のピンを打ち位置出し。
出し終えたら1と2のピン同士の間に、建物の基準線が一つできます。
最後に2つのピンにゼロを合わせて建物の「もう一つの距離」と「対角線」が合わさる所で、残りの2カ所を出していきピンを打つと建物の本体となる基準の四角形が完成です。
L字型やコの字型などの変形した建物は、本体の四角形の線から同じように距離と対角線を結んで位置出ししピンを打ちます。
全ての位置を出し終えたらビニールヒモ等で打ち終えたピンの間を繋ぎ、地縄張り(建物の位置出し)完了です。
建物の基準になる物なので確認をしっかりと行いながら設置します。
地縄(建物の位置出し)完了後は、高さの基準になるレベル出し。
普段は専用の道具、オートレベル(水平を見る道具)と
スタッフ(メモリの付いた長い棒)を使い高さを出します。
「BM(ベンチマーク)基準点」と地面や外周のブロック等の高さを比べて、その差から「GL(グランドライン)地面の高さ」を出してブロック等にしるします。
高価な道具になるので簡単には入手できません、それでも高さを知りたい時には身近にある簡単な道具を使って行える方法を紹介です。
必要な物はメジャー・巻き尺・スケール(長さが見られる物)と
透明なホース(長い物)
漏斗・じょうご(水を入れる時に便利)
があると実は大まかに水平を出すことが出来ます。
方法は漏斗と透明なホースをつなぎ、片方の高さが変わらない様に固定して水を入れます。
後はホースの先から水をこぼさない様に、高さを比べたい所に持っていき、水の高さで線を引いていく。
その線からそれぞれの高さを比べれば、基準になる地面の高さを出す事が出来ます。
水が重力で水平になる原理を使った方法で、実は昔から使われていた方法になります。
建物の位置や高さを出すと地盤改良や基礎工事、水道工事などの準備が完了です。
位置出しの方法や高さの出し方は、知っておくと身近な道具で手軽に出来ます。
自分で四角い何かを作って取り付ける時や、工事をする場所の確認をする時にも使えるので、気になる方は是非試してみてください。
瑞浪市で建物の地縄工事を公開しているワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢
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