2022.04.10
今回は、軽量モルタル・テール外壁仕上げ工事の様子になります。
モルタル外壁は複数の工程(工事の段階)に分かれて作業を行って行きます。
大きく分けると4種類の工事に分かれます。
①下塗り準備工事(下地やラス紙)
②下塗り工事(軽量モルタルの塗り付け)
③仕上げ準備工事(コーキングと接着剤塗布)
④仕上げ工事(仕上げ塗りと撥水材塗布)に分かれます。
準備工事は、外壁の裏に通気層を作る為、外壁に下地の木材を打付け木材の間には、スペーサーを止めて行きます。
取り付け完了後は、ラス紙(金属網の付いた防水紙)を張り付けて行きます。
貼り付け完了後は、下地塗りの工事が始まります。
下塗り工事は、沢山の軽量モルタル(軽い砂とセメントなどをブレンドした材料)を現場で練り15mmの厚さになる様に塗り付けて行きます。
この時、網目状の繊維を張り付けして、外壁の強度を高めていきます。
塗り付け完了後は養生(乾燥させる)期間で、3~7日ほど乾燥させて強度を出していきます。
乾燥後にコーキングの施工を行います。
これは、モルタルと樹脂や金属サッシなど、別素材との伸縮の違いで起こる隙間を無くし、隙間からの雨水などの侵入を防ぐ為に行います。
乾燥後に、シーラー(接着剤)を塗り、仕上げ工事の準備を行います。
仕上げ工事が始まると、色付きの材料を現場で練り外壁に塗り付けて行きます。
4~5ミリ厚に塗り付けをして、完了後は発砲スチロールのコテで擦り、テール模様を付けて行きます。
完了後は外壁を乾かし、撥水材を塗布して工事完了になります。
塗り工事を進めながら4週間ほど乾燥させる事でじっくりと最高の強度を出していきます。
完了後は、樋やフードなどの外部材の取り付けを行い、外部のチェックを行います。
チェック完了後は、足場の解体工事、完了後は建物の仕上がった外観を、より見やすくなります。
仕上がった様子は是非、見学会等でご確認下さい。
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
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