この度はブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、このブログ記事をご覧の方は、注文住宅の購入をご検討されている方だと思います。
「家を建てる」のは、一生で一回の大きな買い物ですし、注文住宅で家を建てたけど、失敗した・・・ということは誰もが避けたいことだと思います。
そのために重要なのは、工務店に丸投げするのではなく、まずは事前に「家づくり」について、あなた自身が正しい知識を身につけておくことです。
工務店は、家づくりのプロではありますが、信頼して、お願いしたけど、ダメだった・・・という事例は世の中に本当にたくさんあります。
弊社のお客様ではありませんが、過去にこういったご相談を頂いたことがあります。
大きな会社で信用できそうだったので、契約したはいいものの、契約後に追加工事を多く言い渡され、当初の見積もり以上の金額を請求され、トラブルになった・・・とか。
夏は涼しく、冬は暖かい最高等級の性能にしますね、と言われ新築にしたはいいものの、住んでみると、そうでもなかった・・・とか。
希望の間取りに沿って、注文住宅を建てたものの、少し大きめの地震をきっかけに、耐震性の脆さが発覚し、リフォームせざるを得なくなった・・・とか。
そういった失敗談は「注文住宅 失敗」とネットで検索すると、そういった体験談をたくさん見ることができます。
これは断言できますが、注文住宅は、何の知識もなく、工務店にお任せすると、トラブルに巻き込まれる可能性が非常に高いです。
トラブルに巻き込まれている人は、例外なく、注文住宅の知識を知らない方です。
しかし、その知識というのは、難しいものではなく、「なんだ。こんなことを知っておけばよかったのか!」というくらい簡単で、基礎的なもので、これらを知っているだけで、注文住宅でよく巻き込まれるトラブルを回避することができます。
具体的に言いますと・・・
✅素材選び
✅家の性能
✅間取り・設計
✅アフターサポート
以上4つの基礎知識を身につけておくことが大事で、これらについて本ブログでお伝えしてまいります。
「これから注文住宅を建てようかな・・・」と思われている方にとっては、必ず知っておいた方が良い内容なので、ぜひ、最後までご覧くださいね。
では今回はまず、「素材選び」についてお話してまいります。
今回の内容は、次の通りです。
注文住宅を建てる際に、まず最初に決めた方が良いのは、「どんな素材で家を建てるか?」ということです。
素材というのは、家づくりの「骨組み」のことで、たとえ同じ間取りであっても、最終的な仕上がりや住み心地は大きく変わってきます。
家を建てる素材は主に、
✅鉄筋コンクリート
✅鉄骨
✅木材
の3種類あります。
それぞれの素材によって、使用するメリット・デメリットは変わってくるので、一つずつ解説していきますね。
まず最初は、「鉄筋コンクリート」で家を建てる場合です。
まず、鉄筋コンクリートで家を作ると何が良いのかというと、「とても頑丈で強い家」ができることです。
というのも、鉄筋コンクリートというのは、強度が高く、頑丈なコンクリートの中に鉄の棒を何本も埋め込んで骨組みを作っていくので、それはとても頑丈な建物ができます。
例えば、高層ビルやマンション、津波を防ぐ防波堤などには、鉄筋コンクリートがよく使用されています。「頑丈さ」や「耐久性」といった強さという点では本当に安心できます。
しかしながら、鉄筋コンクリートには大きなデメリットもあります。
何かと言うと、「リフォーム」しにくいということなんです。
注文住宅は、一度建てて、一生そのまま建ってっぱなしということは非常に少ないです。
というのも、将来家族の人数が変わったりすると、ライフスタイルが変化する事があるからです。
例えば、お子さんが成長されたら子供部屋を個室に仕切ったりとか、ご結婚されて出て行かれたら、親の部屋としてリフォームをしたりするケースは多いです。
また水回り設備が古くなったら交換も必要で、例えばお風呂のユニットバスを交換するにしてもリフォームが必要です。
だから、多くのケースでは、最低でも1回から数回くらいは、リフォームすることになります。
ですが、鉄筋コンクリートという素材は、後で、切ったり削ったりすることを簡単にすることができないので、そういったリフォームが容易にできません。
また、鉄筋コンクリートの建物は、建物自体が非常に重量なので、地盤調査を厳重に行い、大規模な地盤補強工事をする必要が出て、多額の費用がかかります。
また、工期も長くなるので、さらに多額の費用が必要になってきます。
かかる費用はケースバイケースですが、イメージとしては、一般的な木造住宅と比較して、地盤補強工事にかかる費用は1.5~2倍ほどかかる感じです。
次に「鉄骨」で家を建てる場合です。
鉄骨で家を作ると、鉄筋コンクリートと同様に、とても頑丈な家ができます。
そして、鉄骨の場合は、太い鉄骨のみで骨組みを作るため、一つの柱の強度は鉄筋コンクリートよりも上がるので、柱の間隔をより長く取ることができます。
そのため、大空間の演出が可能になり、大豪邸のような広いリビングを作りたい場合にはとても良いです。
頑丈で、広い空間演出ができるというメリットは、鉄骨大きな魅力ですね。
しかし、鉄骨の住宅には、大きなデメリットが2つあります。
まず、1つ目は「火災に弱い」ことです。
「鉄骨」と聞くと、「鉄は燃えにくいから、火事には強いんじゃないか?」と思いますよね? でも、これが意外とそうでもないのです。
どういうことかと言いますと、
鉄は熱を伝えやすいため、火災になってわずか5分程度で強度が6割も落ちてしまい、鉄骨が曲がり始めてしまうのです。
その証拠に、消防士の方は口を揃えて、鉄骨造りの建物火災を嫌がると言います。
なぜなら、鉄骨住宅の火災の際は、高熱で焼けた鉄骨が曲がりくねって上から落ちてくるからだそうです。鉄骨は、火災になると非常に危険なんですね。
そして、2つ目のデメリットは、「リフォームがしにくい」ことです。
鉄骨は鉄筋コンクリートと同様に、切ったり削ったりすることが困難ですし、柱や壁の位置を変えることが非常に困難なので、将来のリフォームをする場合、対応が難しいのです。
なぜかと言いますと、ちょっと表現が難しいのですが、木造の場合は、上からの力がかかっていなければ、場所によっては柱や壁を抜いたりすることができるのですが、鉄骨の場合まずそれが出来ないからなのです。
そして、3つ目の選択肢が「木材」です。
日本で一番普及している新築住宅は木造です。
ワダハウジングが元々材木屋ということもあり、木材が持つ多くのメリットを知っているので、一つずつご紹介しますね。
まず1つ目は「間取りの自由度が高いこと」です。
なぜ「自由度が高い」かというと、木造住宅は、柱と梁(はり)で支えられいて、それを細かく組み合わせることができるからです。
どういうことかというと、木造は、柱と梁(はり)を「細かく」組み合わせて骨組みを構成しているので、細かな間取りへの対応ができ、さまざまな間取りやデザインに柔軟に対応することができます。
また、小規模な家や、狭い土地や変形地に家を建てるのにも向いているのです。
その点、鉄筋コンクリートや鉄骨は一つ一つの部材が大きく、間隔も大きくとるので、間取りへの細かい対応や、変形地への対応が難しいのです。
2つ目のメリットは「リフォームがしやすい」ことです。
木材は、鉄筋コンクリートや鉄骨とは違って、切ったり削ったりが容易なので、リフォームがしやすく費用も抑えることができます。
また、日本では木造住宅用の資材が最も普及しているので、良質な素材がお値打ち価格で手に入るのです。
3つ目のメリットが「断熱性能が高いこと」です。
断熱性能が高いということは、要するに、冬は暖かく、夏は涼しい家を作りやすいということです。
まず、木材は、コンクリートや鉄と比べて、熱が伝わりづらいです。
つまり、「木材は、それそのものが断熱材」ということなんです。
また、「断熱材」も別に併用するので、木造住宅は「木と断熱材」というダブル断熱なのです。
コンクリートや鉄の建物はそうはいかず、熱を通しやすいので、「断熱材だけ」に頼るしかないのです。
なので木造の場合は、寒い冬でも、低い温度がより伝わりにくくすることができ、過度な暖房も不要になので、非常に経済的です。
また、夏でも、外の熱が中に伝わりにくいので、過度な冷房は不要で大変経済的なのです。
4つ目のメリットは「調湿性・通気性が良い」ということが挙げられます。
木材には、空気中の水分を調節する機能があるので、住宅でもこの機能を最大限に活かすことができます。
梅雨のジメッとした季節や、乾燥しやすい冬でも、適度な湿度に自動調節してくれるので、高温多湿な気候の日本では、住宅の素材として最も適していると言えます。
さて、ここまで木材のメリットをたくさん紹介してきた訳ですが、逆にデメリットはないのかという話をしていきたいと思います。
まず、1つ目は、木造住宅の強度について。
「木材で作る家は、鉄筋コンクリートや鉄骨と比べて強くないんでしょ?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
実際に、大手の量産型ハウスメーカーは鉄骨が多いので、木造住宅を造る工務店の「強度面の不安」を指摘したり「木造住宅の平均寿命は30年程度」と説明したりします。
結論を言いますと、木造でも十分な強度を保ち、災害にも強い家を建てることは可能です。
その代表例は、木造にも関わらず、1000年近くも原型を留めている寺社仏閣を見れば、歴史が証明しているでしょう。
もちろん、木材で建てれば、全て頑丈な家になるという訳ではありません。
重要なのは、建て方です。
例えば、地盤の強度をきちんと調査し、地盤対策を行ない大地震に備えた骨組み設計を行えば、地震大国の日本でも、頑丈な家を建てることはできます。
また、耐震性と耐久性を上げる、間取りのポイントというのもあるので、それは次のブログ記事でお話しします。
2つ目のデミリットは、「木材は火災に弱いのではないか?」という疑問に関してです。
一般的には、「木ってよく燃えるでしょ?火災に弱そう・・・」という印象を持たれている方も多いと思います。
キャンプファイヤーや焚き火などで、木を燃やしたりするからそうイメージすると思いますが、実は、「木は一定以上の厚みになると、燃えにくい」性質があるのです。
住宅の骨組みに使用する木材は、一定の厚みがある木材なので、仮に火が燃え移ったとしても、表面が炭になるだけで、鉄のように曲がりくねって落ちたりしないのです。
3つ目のデメリットは、木造のシロアリ被害についてです。
木造住宅というと、「シロアリ被害を受けるのでは?」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、木造住宅はシロアリ被害を受けることもあります。
しかし、床下を全面コンクリートにするなど、建築工法も変化してきてきたこともあり、近年は非常に少なくなりました。
木造住宅をシロアリから守るポイントは、木材の通風と乾燥を保つことです。
こういった設計になっていれば、あとは定期検査を行うことで、シロアリからの被害を十分に防ぐことは可能です。
なぜ、法隆寺が建立から1400年も現存しているのかと言いますと、これも木材が適度な乾燥状態を保つように設計されているからなのです。
これはメリットという訳ではないのですが、「子育てをするのであれば、木造にした方が良いのでは?」と思わせるお話があります。
それは、3つの箱のマウスの実験のお話です。
どんな実験かと言いますと、「鉄の箱」「コンクリートの箱」そして「木の箱」の3つの箱を用意して、マウスの親子をそれぞれの箱で数か月飼育しマウスの状態を比較するという実験です。
どのマウスにも、エサは同じ量を与えます。
飼育していった結果、どうなっていったかというと、「鉄の箱」「コンクリートの箱」のマウスは、情緒が不安定になってきたのか、徐々に落ちつきがなくなってきたそうです。
そして、次第にエスカレートしてきて狂暴になり、頻繁に親子ケンカをするようになり、最後には、親が子を食い殺してしまったというのです。これには、私も衝撃を受けました。
では、「木の箱」で飼育したマウスがどうなったかというと、ご想像の通り、いつまでも健やかに親子仲良く過ごしていたのだそうです。
この実験結果は、そのまま人間には当てはまらないかもしれません。
しかし、素材が生き物に与える影響の特性を、示唆しているのではないでしょうか?
子育てを考える上でも、木材の方が良いのではないかと考えます。
最後に、これはとても重要な話なのですが、これまで紹介した木材のメリットは、「木造住宅にすれば、全て叶うという訳ではない」ということは覚えていただきたいことです。
と言いますのも、木造住宅を建てる工務店によっては、技術力に差があり品質が大きく変わるからです。
その辺りの見極め方も、今後のブログ記事で詳しくお話していこうと思います。
また、弊社では、土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市、御嵩町で、質の高い木造の注文住宅を検討されている方で、ご希望の方には無料の個別相談を承っております。
無料の個別相談では、実際にあなたの建てたい家の間取りのことや、土地選び、資金計画、その他お悩みなどをヒアリングさせてもらった上で、きっちり時間をとって直接アドバイスいたします。
ワダハウジングで注文住宅を建てるかどうか、まだわからない方でも全然大丈夫です。
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また、その他、ワダハウジングでは、毎月、モデルハウスや実例住宅の見学会、各種相談会も行なっていますので、興味がある方はぜひ、イベントページをご覧ください。
イベントは、実際にリアル開催なので、運が良ければ、私と会場でお会いできるかもしれませんね。
最後にお伝えしておきますが、ワダハウジングでは年間建てられる件数が決まっています。年間18件です。
月あたり1~2件です。
限定する理由はただ一つ、「工事の施工品質を保つため」です。
住宅というものは手作りで、まだまだ人間が造る割合が多く、工事が重なり過ぎると品質を保てないのです。
時期によっては注文をお受けするのをストップすることもございますので、あらかじめ、ご承知おきください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
では、また次の機会に!
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100年続く和田製材だからこそできる、理想的な木造の注文住宅
和田製材株式会社
代表取締役 和田浩志
代表取締役/一級建築士/省エネ建築診断士/住宅ローンアドバイザー
本社所在地
〒509-5142
岐阜県土岐市泉町久尻9-3
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