2024.10.05
住宅の断熱性能を高めれば生活音を軽減出来ます
こんにちは。
インテリアコーディネーターの西山でございます。
自宅で楽器を練習をしたい!と思った時に問題になるのが『音』です。
楽器だけではなく、大きな声なども気になる事があります。
ご近所トラブルのはじまり?
自分が弾いてる時は、楽しく演奏して気にしてない。
でも外を歩いていると、どこかから聞こえてくる音。
上手であれば癒しになります。
つまりつまりだったり、音程が外れていて聞けるものではないとしたら、近隣なら毎日になりストレスとなります。
これが積もると、近隣トラブルの種になるのでしょう。
最近の電子楽器は、ヘッドホンで音を消す事が出来ます。
でも、音が空気と触れて反響するのとは違います。
やっぱり音を出したい。
住宅で改善出来る方法は?
住宅の断熱性能を上げる事で、少し改善する事が出来ます。
一見すると無関係に思えるかもしれませんが、でも実は重要なのです。
断熱性能が上がるという事は、気密性も上がります。
そのことにより、音が住宅から漏れるのを軽減してくれます。
その分、住宅の中には響きます。
わかりやすい例としては内窓です。
古い住宅のリフォームとしてよく紹介されています。
その際は、断熱効果を謳っていると思います。
両方閉めると、外の音が聞こえづらくなります。
順番に開けていくと、よくわかりますよ。
これは、窓と窓の間に空気層がある為です。
断熱効果もこれにより得られる事です。
厳密なお話をしますと、防音をしたい時の窓と断熱効果を上げたい時の窓はオススメする種類が変わります。
でも、単純に断熱性能を上げると防音効果もあります。
断熱性能が上がれば、体にもお財布にも優しくなり一石二鳥です!
例として内窓と書きましたが、なかなか体験できません。
ですので、体験した事があるだろう出来事での事例です。
それは、シャカシャカ音を鳴らしている車です。
ドアが開くとはっきりと音楽が聞こえると思います。
これも似た現象です。
車は気密性が高いですからね。
また、YKKAPさんのショールームでは、こような体験もできますので要予約ですが足を運んでみてはいかがでしょうか。
余談:周辺環境が与える音への影響
TVで聞いた話ですが、日本古来の楽器等は、和太鼓やお経や能です。
低音が多いです。
対してヨーロッパ等で発祥した楽器等は、トランペットや讃美歌やオペラなど。
これらは高音。
この違いは、建物の違いだそうです。
日本の建物は、音が抜けてしまいます。
その為、自身の身体の中で反響させ音を出す。
逆にレンガ等で作られ、高い建物が多い。
吹き抜けた場所で音を放って響かせる為だそうです。
どちらにしろ空気との反響でいい音色になります。
程々の音量であれば、気にしず生活したいですよね。
ワダハウジング和田製材株式会社
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西山志津江