2024.02.05
時代によって考え方は変化します！注文住宅における洗面の最新トレンドをお教えします
こんにちは。
インテリアコーディネーターの西山です。
時代と共に価値観や考え方が変わりますね。
家づくりにおいてもよくおこる事です。
私が、顕著に思う事は『洗面化粧台』です。
洗面台への考え方の変化
以前は、2帖（1坪）に洗面台と洗濯機を配置し、洗面脱衣室とする事が多くありました。
現在は・・・？
それぞれのご家庭で要望が違います。
ご要望をお伺いする際に、理由もお伺いしています。
色々な考え方があり、毎回勉強になります！
情報元が沢山あるお陰か、みなさん勉強されてるなぁと感心してしまいます。
洗面台と脱衣室を分ける
その中でも一番多い要望が、「脱衣室と洗面室を分けたい」です。
厳密に言うと、洗面室は無くてもよく、脱衣室から洗面台を出したいです。
結論は同じですが、理由は様々
・脱衣室を使っている時に別の人が洗面を使いたい！って事がある。
これは、同居する家族が多いとより切実です。
・トイレ後の手洗いも洗面台でしたいから
スペースの関係で仕方ないのですが、トイレの手洗い器は小さい。
そこで手を洗うと周りに水が沢山飛んでしまうから。
また、トイレのタンク上部で手を洗えるタイプも水が飛ぶので、嫌がられる方が多いです。
余談ですが、タンク上部で手洗いタイプを嫌がられたお客様の中に「この水は汚いから嫌」と言われた事があります。
このタイプの仕組みは、上水をタンク上部の手洗い部分から出しタンクの中に水を貯めます。
その貯めた水は、次にトイレを流す際に使用します。
ですので、決して汚くはないのですが、イメージなんでしょうね。
洗濯機をどこに設けるか？
さて、ここで問題が発生します。
それは、洗濯機をどこに設置しましょう？
こちらも色々な考え方があります。
・脱衣室に設置
脱いだ物が洗濯物になるので近い方がいい。
・洗面台の隣に設置
強い汚れなどを先に手で洗ってから洗濯機に入れるので、濡れたものを持ち歩くのは嫌。
他の人がお風呂に入っている時に洗濯をしたいから、脱衣室と洗濯機は別で！というご意見もありました。
脱衣室に洗濯機を設置する場合は、洗面台がローカなど部屋になってない場所でもいいですね。
洗面台と洗濯機が一緒の場合は部屋が必要そうに感じますが、扉1枚開けると洗濯機があるというのもオススメです。
こうする事によりトイレの手洗い兼用も可能かもしれません。
ローカは無駄⁉
Instagramなどをみていると、「ローカは無駄」というワードをよく目にします。
これは、ローカは通るだけなのに床面積に含まれるので少ない方がいい。
ローカが短ければ、移動距離も少なくて済むという所から、ローカが無駄という事に繋がってきたと考えられます。
おっしゃられる事は、ごもっともです。
弊社でも間取りを作成する際には、ローカを削れないのか？と頭をひねっています。
でもですね！
考え方を変えてみましょう。
それは、「ローカ以外の役割を持たせる」です。
洗面台をローカに設置するのも、この考え方ですね。
他には収納を設けてみるなどもありますね。
洗面のタイプの変化
洗面台に対する要望でもう一つ変わった事があります。
それは「造作か造作風の洗面にしたい」という事です。
以前はホテルライクで豪華な洗面という要望は多少ありました。
それ以外は、なんでもいいから標準仕様ので大丈夫との声が多くありました。
「造作にしたい」は『オシャレ』と思う物が変わった事も大きいと思います。
また、自分が使いやすい形が重要！という気持ちをお持ちの方が多いのではと思います。
また写真映え！ポイントになるからもありますね。
ところで！造作というと・・・
実は、高額になってしまう事が多いのです・・・・
そこでおすすめしづらくなってしまうのです。
そこで！そんな時は、造作風をおすすめします。
ある程度、形は決まってしまいますが、横幅が自由が利く事が多いです。
洗面台自体がおしゃれになる事はもちろんですが、カウンター部分が大きくなったり、ボールが2つにできたりと使い勝手が良くなります。
選択肢は色々あります！
是非ご相談ください。
ワダハウジング和田製材株式会社
・インテリアコーディネーター（171085A）
・ライティングコーディネーター（6202090）
・照明コンサルタント（425046-27）
西山志津江
