2023.06.07
土岐市の工務店が住宅の下地探しの方法を紹介です。
住宅工事が完成して、生活が始まる頃になると、置きたい家具や雑貨等が決まり、どこに置こうか、それとも壁に付けようか等を考えて、生活の準備をしていきます。
その時に住宅を作る基準となるサイズを知っていると、計画等がより立て易くなります。
住宅作りの基準には尺とメーターの2つの数字があります。
日本の住宅は、尺の数字を基準に作られる事が多いですが、判断する時に図面を見ると分かる事が多いです。
平面図に書かれた、柱は四角の絵で書かれている事が多く、そこから次の柱までの距離が910の倍数の時は尺、1000の倍数の時はメーター基準で作られているのかを知る事が出来ます。
これを元にして下地の位置出しを行いますが、さらに柱の太さ・壁の板材の厚み、仕上げ材の厚み等が分ると、計算でどこに丈夫な下地があるのか知る事が出来ます。
でも、計算や材料が分からない時に下地を探す方法として、便利な物があります。
ネオジウム磁石と言う強い磁石が100円均一などで売っていて、それで壁や天井の板材を止めているネジを探すと、大体の下地がある位置を割り出す事が出来ます。
尺の基準の場合は横方向に91cmの半分の45cm間隔ほどで1本や2本並びで止まる場合は、1本を中心に間柱と言う3~4cm程の材料、2本の中心に柱と言う10cm程の材料がある事が多いです。
もしも45cm間隔以外で磁石が多く止まる時は、横向きに4cm幅の下地を通して板材を貼ってある事が多いので、その下地を狙って止めて行きます。
ただし、この方法は位置の予測の為、最終的には下地探し(押し込むと細い針が出て下地の位置が分かる物等)で確認すると、より安心して取り付ける事が出来ます。
仕掛け時計のような重たい物でなければ、インターネットやホームセンター等に石こうボード様のピンが販売しているので、取り付けたい重さより少し強い物で、簡単に止める事が出来ます。
写真は「福井金属工芸JフックS(シングル)2個入り7キロ」
見付けた下地の位置であれば、力を掛けても穴が開きにくいので、板などを当ててから、突っ張り棒等を止めるとズレ難いのでお勧めです。
ただし、工務店により計画している材料やサイズが違う為、住宅によって位置が若干変わります。
数字はあくまで基準の為、取り付けに関しては、自身の判断でお願いします。
土岐市の住宅の下地に詳しい工務店で建てるなら
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢