2024.12.21
土岐市で注文住宅の工事中!壁と天井の左官塗り工事の様子を紹介します!!
注文住宅の造作工事(壁や天井を作る作業)が完了すると、仕上げの塗り壁工事。
塗り工事は、まず下地の処理から行います。
塗り壁工事は下地処理が重要です。
処理をシッカリと行う事で仕上げ材の割れをおさえる事が出来ます。
壁の板を止めるネジの穴にパテ材を塗り込み、凹みをなくし平らに仕上げます。
壁の出角には左官用の定規を取り付け、定規と壁を繋ぐ様にメッシュテープ(繊維で出来た網)を貼ります。
その上からカーボン繊維パテを塗り重ね下地を作ります。
壁同士のつなぎ目には、粘りのあるパテ材とメッシュテープを塗り重ね乾燥させて強度を出します。
乾燥が済むと、継目に使用した粘りのあるパテ材の上から薄く、カーボン繊維パテ材を塗り下地処理の完了です。
このカーボン繊維パテで下地のボードとパテ材の吸湿量を近づけて、仕上げ材のムラやノリを少なくします。
パテ処理作業が完了すると、塗り壁仕上げの工事開始です!
仕上げ工事は珪藻土をベースに数種類の天然素材をブレンドして作成された材料を使用します。
職人が水と練り合わせてダマのない適度な硬さになる様に、水分量を調整しながら大きなバケツとミキサーを使い練り上げて行きます。
練り材と水分が馴染み、材料の準備が完了すると天井から壁へと順番に作業開始!
塗り工事では職人がコテとコテ板を使い、塗り材を落とさない様に手際よくコテに取り早くキレイに塗り広げていきます。
簡単そうに見えてしまうのですが、実は板から材料を取り落ちない様に塗り付け、壁の角を汚さない様に均一に塗り広げるのも結構大変です。
あんなに早くキレイに仕上げていく事は、自分では出来ないので職人の技術はとてもすごいといつも感心させられます。
天井が終わると2~3日ほど乾燥させて固まってくると、壁を塗る工事の開始!
塗り壁を1面ごとに仕上げて乾燥させ、2~3日ほどで固まるのを待ちます。
その間は触らない様に反対側など、別の面を順番に仕上げていきます。
塗り壁工事の完了後は、洗面・トイレ・照明など仕上げの器具付けをして、クリーニング工事で完了です。
クリーニング完了後は床の養生がなくなり、ムク床も見えるようになって、工事の完了をより身近に感じやすくなります。
完成までは、あと少し、注文住宅の仕上がりが楽しみです。
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土岐市で塗り壁仕上げの注文住宅を建てる
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢
2022.01.24 初稿
2024.12.21 改修