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土岐市の工務店が新築住宅の畳のルールをご紹介!

土岐市の工務店が新築住宅の畳のルールをご紹介!

土岐市の工務店が新築住宅の畳のルールをご紹介!

工事現場の管理やメンテナンス等を担当する工務課。
植松達矢です。
住宅の工事についての事を色々紹介しています。
・二級施工管理技士。
・福祉住環境コーディネーター2級。

和室や部屋の一角を彩る畳について今回は紹介して行きます。

まずは材料や作り方についてです。
構成する材料は3つ

◆畳床(タタミトコ)

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

畳を作る際の芯材になる部分、昔と今では主流の作り方が違います。

昔ながらの稲ワラ(イネワラ)を何層にも重ねて圧縮して作る作り方です。

最近の新築住宅で増えて来た物だと、発泡断熱材の芯材を挟むように上面はタタミ材を貼り。
下面には強度と縫い合わせの為の裏面材を貼り作られた、丈夫さと軽さを合わせた畳床も出てきています。

軽さを追求して発泡断熱のみの物や、薄さの為に層の割合を変えた物など、たくさんの種類が出てきています。

◆畳表(タタミオモテ)

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

イグサと糸を編んで作るじゅうたんのような平らな表材で、そのまま使うとゴザになる。
用途によってイグサを編む縫い目の間隔が変わって行く。

和風な縁付き畳は、一般的な1cm間隔の縫い目をよく使います。
洋風な縁なし畳は、折り加工の行いやすい5mm間隔の縫い目が細かい物で作成。

イグサの種類でも生産地域の違いで仕上がりや強さ等も変わり、生産量の少ない国産の高価な物や中国産のリーズナブルな物に分かれます。

イグサだけでなく別の材料を編む「化学表」なる物もあり、和紙や木繊維等を加工して作り、消臭や強度UP・防汚れ等の様々な加工を施した商品も。

最近ではワンちゃんやネコちゃんに対応した、畳表もあります。

◆縁(ヘリ)

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

畳のフチを飾る布で色んな色や柄があり、イグサの折り目を保護するなどの役目があります。

柄としては無目やヒシ型・六角・花柄など和風の模様を見かける事が多いです。

お店によって扱える種類が違い、取り寄せですが洋風や変わり種などの種類が増えて来ています。

・縁ありの場合は

畳の長手に合わせて取り付ける事が多く、縁の柄や色によって印象が大きく変わって行きます。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

畳表はイグサの薄緑色が多いですが、時間が経過すると日焼けで薄黄色に変わってきます。
和室を作る際には、それを見越して縁(フチ)を選ぶのも楽しいです。

・縁なし畳は

畳床に畳表を巻く様に作り、フチを曲げる際は薬品や水蒸気などを使い、イグサの繊維が切れない様に気を付けて伸ばしながら加工。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

折り終わると畳を敷いた際に隠れる、横と下側で畳表を縫い付けて行きます。
縁なしの場合は互い違いの市松模様で並べて敷きこむ為、光の加減で縦と横に敷いた畳が違う色に見えてチェック柄のようになります。

畳同士の境がなくなるので仕上がりとしてはスッキリとした印象です。

◆使う場所によって変わる種類。

一室またはタタミのコーナーなどの用途や、洋風・和風など好みによって、使う種類や敷き方が変わってきます。

・昔ながらの和室。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

枠が白木(塗装をしていない木材)の事が多く、床や壁等の境目も同様の材料を使い仕上げて行きます。
その際は縁有りの畳を使う事が多く、部屋の広さや隣接する床の間・押入・縁側・別室等に合わせて

敷き方を変えて行きます。
4.5畳・6畳・8畳・10畳などの広さと合わせて、畳の配置で気を付ける事は2点。

1点目は畳の合わせ目で十字を作らない、部屋の中心で左右を分けない事などがあります。
四辻や分かれるなどの縁起が良くない表現とされている所から来ています。
ただ枚数が多くなると難しくなってくるので、目をつぶる事も。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

2点目は床の間や入口と畳が平行になる様に敷くと良いとされます。
コチラは畳の性質に絡む所があります。
畳表の縫い目に合わせた動きの方が畳を傷めにくいとされ、出入りの多い入口・座った状態で近くへすり寄る動きをする床の間などは、動きに合わせて傷みにくい方向に敷いていたようです。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

先の2点は縁有畳全体で気を付けておくと良い点で、半畳を使う4.5畳には追加のルールもあります。

・北東の鬼門となる方角に半畳畳を置かない。
・中心に半畳を置く場合は、周りの畳を敷く向き「手前から見て右奥が横の一枚になる様に並べる

(時計まわり)は茶室間、逆の半時計まわりは切腹間などと呼び方が変わっていました。
床の間や入口に合わせて1~4を全て満たす為、パズルのように敷き方を変えながら和室は作られています。

・洋和室やタタミのコーナー。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

最近では縁なしの半畳畳の人気が上がり、和室やタタミコーナー等で良く使われる様になってきています。

和室と違いフスマや障子などの境がなく、床続きの所に畳が来る為、周りの枠は床と色合わせの塗装をした材料を使う事が多いです。

敷き方としては縦横交互にならべる市松模様で敷かれていて、市松模様は途切れる事なく続く縁起が良い敷き方とされています。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

そんな四角い畳ですが実は少しずつサイズが違い。
敷く場所に合わせて割付を行う為、真四角の時は同じですが3畳や6畳のような長方形に敷く時は調整して作られる為、外して敷き直す際には向きも合わせてほぼ同じ位置に戻さないと入らなくなります。

例としては6畳の時は870mm×856mm程のサイズ、3畳の時は856mm×830mm程のサイズとなり、1枚当たりで15mm~25mmほどの差が出てきます。

裏面には畳屋さんの暗号で方角や記号が書かれていますが読み解くのは難しいので、大掃除などの際に外した時は、ちゃんと戻せる様に床と合わせて目印を付けておきましょう。

下の写真は、貼り替え工事を行った際に書かれていた暗号です。
畳の裏にも敷く際の基準となる暗号が掛かれています。

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◆畳を長く使う為の注意点。

・定期的な換気で湿気を減らす。

新築で敷いたばかりの畳は湿気を含んでいる為、空気が流れない環境に置いておくとカビが発生します。
その為、乾くまでの2~3年は空気を循環させてあげると、畳の隙間などに発生するカビを抑制する効果があります。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

もし畳にカビが付いてしまった時は、アルコールのスプレーを使い殺菌・拭き取りや、天日干しを行うとカビに効果ありです。

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畳をはがす際は専用の道具を使うのですがない場合は、丈夫で薄いマイナスドライバーなどを畳同士の隙間に差し込み、イグサを傷めない様に慎重に少しずつ起こす事もあります。

・掃除は畳の目にそって。

畳表はイグサを編んだ物なので、草の繊維に対して横から強く擦ると痛めてしまいます。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

目に沿って掃除をすると、軽い力で汚れも取れて痛めにくいので長持ちします。
拭き掃除をする際は良く絞った布巾で拭く、水分を取る場合はトントンと叩き拭きをするのがオススメです。

◆最後に

そのままごろりと寝転んでも痛くない畳は、イグサの良い香りや素材の柔らかさもあって、ゆったりと過ごせる空間にしたい時には最適です。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。

フローリングと比べると掃除は少し大変ですが、掃除や日々のメンテナンスに気を付ければ長持ちさせる事が出来ますので、昔ながらの床としての畳を是非ご検討ください。

土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店ワダハウジング。
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土岐市の畳で安らげる新築住宅を建てる工務店
ワダハウジング和田製材株式会社

・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級

植松達矢

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