2024.02.11
多治見市で建築中!左官職人が魅せる唯一無二の塗り!
こんにちは。
ワダハウジングの鈴木です。
今回は、先日建物が完了し、外構工事中の多治見市K様邸、左官工事の様子をご紹介しますね。
建物内の天井や壁の造作工事が完了すると、左官職人の出番です。
繊細な技術を活かした塗り工事が始まります。
塗り工事は、下地造りから始めます。
下地造りは、天井や壁の仕上がりを左右する重要なポイントです。
仕上げにどれだけ良い材料を使用しても、下地の出来が良くないと、ひび割れ等の欠陥が生じてしまいます。
まず最初に、プラスターボードを留めているネジの穴にパテを塗り込み、凹みを無くしていきます。
角には左官定木(いくつもの穴があいた白いプラスチック製の物)を使用して、仕上げ材の剥離や亀裂を予防します。
壁の繋ぎ目は、メッシュテープ(繊維で出来た網)を貼り付け、専用のパテを塗り込みます。
時間を置いて乾燥させた後、繋ぎ目用のパテの上に薄くカーボン繊維パテを塗ります。
この作業を行うことにより、下地のプラスターボードとパテ材の吸湿量を近づけ、仕上げ材ののりを良くし、ムラを極力無くします。
下地造り完了後は、仕上げ工事です。
仕上げ工事には、珪藻土をベースにした5つの天然素材を最適にブレンドした素材を使用します。
左官職人が水と練り合わせ適度な硬さに調整し、天井と壁を順に塗っていきます。
天井を塗っている最中は、長時間上を向いたまま作業をしている為、時間が経てば経つほど、首を痛め大変苦しそうです。
ただ、左官職人の技によって造られた塗り壁は、見る人が思わずはっと息を飲むほどの美しさです。
コテの使い方によって変わる風合いや繋ぎ目を感じさせない仕上がりが、何と言っても魅力的です。
そして何より、左官職人が手仕事で塗った天井や壁は、一つとして同じ物がありません。
屋内左官工事が完了したら、屋外の基礎の仕上げ塗りや玄関タイルを張っていきます。
外構完成まであと少し!!
職人さんと協力して進めて参ります。
ワダハウジング
宅地建物取引士
鈴木章裕