2023.09.14
その入浴剤、お風呂を傷めているかもしれません。
おはようございます。
ワダハウジングの塚本です。
リラックス効果もあるお風呂。
湯船につかるのは日本ぐらいと言われています。
その理由は、日本は水資源が豊富だから。
一日の疲れを癒す場、集いの場だったり文化の違いもあると言われます。
その種類も豊富な事から、お風呂の時間を入浴剤などで楽しまれている方も多いのではないでしょうか?
疲れをとるもの、発汗を促すもの、リラックス目的の物、効能、色や香り、キャラクターが出てくるもの。
おしゃれな物も多く、選ぶのも楽しいですよね。
目次
1.お風呂に入浴剤は良くないの?
入浴剤の使用には、注意が必要なことが意外にも多く使用できない物もございます。
中には、お風呂を傷めてしまい、お風呂の寿命を縮めてしまう事もあります。
適切な使用で長く安全に使えるように留意が必要です。
ぜひ、注意書きや成分表示なども読んでから、入浴剤選びを楽しんでいただきたいと思います。
今回は、ワダハウジングで家を建てる方によく採用される
「Takara standard」
「TOTO」
「LIXIL」のお客様サポートページから抜粋してみたいと思います。
2.シンプルな注意書きの「Takara standard」
2-1.使用禁止
・硫黄分が入った湯の花や温泉地の入浴剤は、浴槽を傷める恐れがありますので使用しないでください。
・一般に流通している大手メーカーのものは、問題ありませんが、通販等で販売されている物は、成分が確認できていませんので保証できません。
2-2.その他重要事項
またジェットバス機能付きの浴槽には入浴剤は使用できません。
ジェットバスのポンプに悪影響を与え、故障の原因になる可能性があります。
3.「TOTO」お客様サポートより(追い炊き機能付きに絞っています)
・使用できるものとできないものがあります。
入浴剤に含まれる成分によってはしようできないものもありますので、下記の注意点をご確認ください。
3-1.使用できないもの
以下のものは配管や素材を傷め、腐食・変色・劣化などの原因になります。
・硫黄分・塩分(塩化ナトリウム)が入っているもの
・酸性・アルカリ性になるもの
・バスソルト・アロマオイル
・木酢液・竹酢液
・基準を満たさない天然温泉水
3-2.条件によって使用できないもの
・発砲タイプ・・・沸かし上げ機能が一時的に低下する原因となる場合があります。
・白濁タイプ・・・成分の固着による機能不良の原因となる場合があります。
・重曹タイプ(クエン酸など酸性成分との混合)・・・浴槽の変色や劣化の原因となります。
・重曹タイプ(片栗粉やコーンスターチとの混合)・・・配管内付着によるお湯の濁りや、固着による機能不良の原因となります。
・とろみタイプ・・・故障の原因となります。排水経路のつまりの原因となる恐れがあります。
・果物や草花・・・故障の原因となります。目の細かな(布)袋に入れての使用は可。
3-3.使用上の注意
・浴槽の底が見える程度の、透明感がある入浴剤を選ぶ。
・入浴時は滑らないように注意する。入浴剤によっては浴槽内が滑りやすくなり、転倒の恐れがあります。
・入浴後はすぐに浴槽を洗い流す。使用することで浴槽への色移りにつながります。
・配管や風呂釜は定期的な洗浄をお勧めします。
3-4.注意
硫黄分・塩分・酸入りの入浴剤や温泉水は使用しない。
配管や給湯器などの痛みによる水漏れ、浴槽の変色があります。
4.最後に「LIXIL」お客様サポートより
4-1.使用可能です。
ただし成分によっては、浴槽・床・カウンターなどが変色したり、パッキン・目地材などを傷め漏水の原因になったりします。
・浴槽の底が見える程度の、透明感がある入浴剤を選んでください。
・入浴剤の溶けのこり残りがないように、良くかき混ぜてください。
・入浴剤の使用中は追い炊き・ジェットバスの運転を行わないでください。
4-2.危機の内部を傷める可能性があります。
・入浴後はお湯を放置せず、浴槽内・浴室内を速やかに洗い流してください。
4-3.下記の入浴剤は、使用できません。
・硫黄系、酸(炭酸系など)、アルカリ系、オイル、アルコールを含む入浴剤
・お湯に溶けにくい入浴剤
・浴槽、風呂釜、危機の影響について注意書きがある入浴剤
4-4.ご注意
・長期的な連続使用はしないでください。
・色が濃い入浴剤は、色残りする場合があります。
・アトピー治療などの場合も、なるべく短期間の使用にしてください。
・菖蒲湯・備長炭・柑橘類・木酢液・竹酢液などは汚れが多く出ます。できるだけ使用を避けてください。
5.冬期のみの注意点
冬期のお風呂は、まず、注意点(追い炊き機能付きについて)があるんです。
使用した浴槽のお湯は全部抜かないでください。
浴槽の循環金具(循環口)上端より5センチ上までお湯を残しておかないと凍結防止が働きません。
追い焚き配管の凍結を防止する為に残り湯を循環させ、自動排水する機能があります。
水がないと循環出来ない為、凍結防止機能が働かず故障につながります。
ワダハウジング和田製材株式会社
木造ハウジングコーディネーター
塚本 由賀