2024.03.21
新築住宅で長く暮らす為に、知っておきたい住まいのメンテナンス講座「お風呂回り編」
寒くなって来てあったかいお風呂が恋しい季節になりましたね。
そんな季節にお風呂や給湯器を安全に使う為に必要な日々の点検やメンテナンスをご紹介です。
給湯器のメンテナンス
住まいの外部には給湯機がありエコキュートの場合は、お湯を溜める大きなタンクと室外機のような湯沸かしの機械が付いています。
その間を繋ぐ配管を見て表面の断熱材が太陽の日差しなどで弱ってきている場合は、霜や冷気等かからない様にタオルを巻き、その上からビニールで防水をすると寒い日の凍結等の軽減になります。
ガス給湯器の時は給湯器下の配管が見えている場合は、風などが当たらない様にすると凍結等の軽減対策に。
寒い地域では凍結防止用のヒーターも取り付けをして凍らない対策を行います。
また晴れの日にできる点検では給湯器下の土間を確認。
濡れている場合は寒暖差の伸縮で金具が緩み水漏れをしている事もある為、そんな時はお住まいの工務店に相談してください。
お風呂のメンテナンス
住まいの中での点検は特に寒くなる11月中旬~2月末頃までの間はお風呂の湯張り口から5cm程高く残り湯などを残しておいてください。
最近の給湯器は賢いので凍結防止の機能が寒さを感知して働く事があります。
もし寒さで凍り給湯器や配管が壊れてしまうと数十万のメンテナンス費が掛かる事もあるのでお気をつけください。
それと合わせてお風呂の湯張り口の掃除も重要になります。
網状のキャップや中の吸い込み口にホコリ等が溜まると上手く吸えずに止まってしまう事がありますので、ブラシなどで定期的に掃除をしましょう。
追いだきを使う回数が増えてくるので1ヶ月~3ヵ月ほどを目安に使用頻度に合わせて配管洗浄を行いましょう。
薬剤の使用法に合わせてお風呂の追い炊き口から5cm程水等を入れて循環させます。
アカや汚れなどを落とし水を入れ替えてもう一度リモコンから洗浄や追い炊きをしキレイな配管でお風呂を楽しみましょう。
その他のお掃除、メンテナンス
換気扇のフィルター清掃は換気扇を止めてフィルターを引き抜きホコリを取ります。
掃除の目安は乾燥機の機能を多く使われる場合は2ヵ月に1回程あまり使わないなら半年に1回程の掃除をしましょう。
コーキングや壁・床のパネルはお風呂を使った後で周りに飛んだ洗剤などを、シャワーで洗い落としてから浴室の温度を下げて乾燥させるとカビや汚れが付きにくくなります。
それ以外にもお引渡しでお渡ししている説明書に住まいのメンテナンス方法や簡単にできる清掃方法等、たくさんの事が書かれていますので気になる方は一度目を通してみると良いと思います。
可児市の住まいでお風呂メンテナンスの相談なら
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢
2022.10.10 初稿
2024.03.21 改修