2023.10.13
シンボルツリーのある外観で家の印象は素敵になります
こんにちは、総務の篭橋です。
木々が色づく季節になりましたね。
散歩をしていると家々のお庭の木がキレイに色づいていると、素敵だなと見ています。
家の象徴にもなるシンボルツリーとは名前の通り、お家やお庭を象徴する樹木のことです。
最近では、「新築祝い」や「お子さまの誕生」など、お祝い事の記念樹として植えられることも多くあります。
せっかくシンボルツリーを植えるなら、長く育てやすく、愛着がもてる木を植えたいものですよね。
そこで、今回は人気のシンボルツリーの中から、初心者でも育てやすい木の選び方や育て方をご紹介します。
目次
シンボルツリーの役割
「シンボルツリー」は記念樹として成長を楽しめるのはもちろんのこと、それ以外の役割もあるんです。
・家の外観を美しく見せる
・目印になる
・木陰を作る
・強い日差しや風から家を守る
・プライバシーを守る
etc
シンボルツリーを育てるために必要なお手入れ
木はお手入れが大変そうだと思っていませんか?
もちろん、木は生きものなので、最低限のお手入れは不可欠です。
しかし、選ぶ木によって、その手間を最低限に抑えることができるんです。
まずは、自分にできるお手入れはどの程度なのか知っておくことが大切です。
たとえば、
「落ち葉の掃除ならできるけど、剪定には自信がないから大きくなりにくい木を選ぶ」
「消毒は自分でできないから、病害虫に強い丈夫な木を選ぶ」など
自分のできる範囲を把握し、管理が行き届くような木を選べば後で困りませんよ。
また、高木の剪定や病害虫の駆除はプロに任せる手もあります。
初心者でも育てやすい庭木の選び方
植物にはそれぞれ特性があります。
日々のお手入れを簡単にしたいなら、成長のスピードや枝葉の広がり方など、特性をふまえて木を選びましょう。
◆手間いらずの木の特徴
・剪定が簡単(大きくなりにくい)
・虫がつきにくい
・落ち葉が少ない
・日陰でも丈夫に育つ
ただし、葉が落ちる「落葉樹」には、メリットもありますので、ぜひお好みで選んでくださいね。
◆落葉樹のメリット
・秋には紅葉、春には新芽と、四季の変化を楽しめる
・夏は木陰をつくり、冬は光を取り入れてくれる
・葉のボリュームが少ないので、狭いスペースにもおすすめ
・冬の落葉後の木は、イルミネーションにもぴったり
おすすめのシンボルツリー5品種と育て方
1.ソヨゴ
葉が風になびくと、ソヨソヨと涼しげな音を出すことからソヨゴ・ソヨギと呼ばれます。
春には白い花、秋には赤い実を楽しむことができますよ。
生育が遅く、自然に樹形が整うため、手入れはほとんど必要ありません。
小さな庭、スペースでも育てられますね。
実を楽しみたい方は、雄株と雌株の2本植えにする必要があります。
【基本情報】
・常緑樹
・適地:東北南部~沖縄
・樹高:5~10m
・日照:日なた~半日陰
・花期:5~6月
・花色:白
【植え方・お手入れ情報】
・植付け:6~7月に、日なた~半日陰の水はけの良い場所に植えましょう。
・肥料:必須ではないですが、1~2月に寒肥を与えると春に元気に育ちます。
・剪定:ほとんど不要ですが、11~12月に不要な枝を切って風通しを良くしてあげるといいです。
2.アオダモ
日本の雑木の一種です。近年、自然な風景を醸し出せるとして注目されています。
中でもアオダモは、株立ち樹形が美しく、涼し気な木肌と葉が特徴で人気ですよ。
春には白い花を無数に咲かせます。
【基本情報】
・落葉樹
・適地:北海道~九州
・樹高:10~15m
・日照:日なた
・花期:3~5月
・花色:白
【植え方・お手入れ情報】
・植え付け:水もちが良い場所に3~7月、9~11月に植えましょう。
・肥料:1~2月に堆肥や腐葉土を株元に与えましょう。
・剪定:12~2月の落葉期に行うのがベスト。
成長がゆるやかで自然に樹形も整いますので、込み合った枝や不要な枝を切るだけで十分です。
3.ヤマボウシ
庭木として人気のヤマボウシには、常緑と落葉の品種があります。
小さめの花が密に咲き、赤い実が成ります。
自然な株立ち樹形が美しく、洋風・和風の庭のシンボルツリーとして人気ですよ。
常緑品種でも冬は葉が赤紫色になるため、花・実・葉を一年中を楽しむことができます。
【基本情報】
・常緑樹/落葉樹(品種による)
・適地:東北~九州
・樹高:5~7m
・日照:日なた~半日陰
・花期:6~7月
・花色:白・ピンク
【植え方・お手入れ情報】
・植え付け:3~4月、10~11月に、日なた~半日陰の水はけが良く肥沃な場所に植えましょう。
・肥料:1~2月に、寒肥として株周りに堆肥や腐葉土をすき込みます。
・剪定:1~3月、9~10月。不要な枝を整理するなど、最低限で十分です。
4.フェイジョア
最近庭木として人気が高いフェイジョア。
秋に実る実は香りが強く、食用にも。
葉裏が銀白色で美しく、洋風のお家や庭に似合います。
同じく銀白色の葉が特徴の木で、ユーカリやオリーブがありますが、生育が強いため、低木として育てたい方にはフェイジョアがおすすめですよ。
フェイジョアのなかでも、果実を楽しみたい方には、アポロやクーリッジの品種がおすすめ。1本でも実がなります。
【基本情報】
・常緑樹
・適地:関東~沖縄
・樹高:2~3m
・日照:日なた
・花期:6月
・花色:白・ピンク・赤
【植え方・お手入れ情報】
・植え付け:3~4月、6~9月。日当たり・水はけの良い場所に植えます。
・肥料:1~2月の新芽が出る前と、7~8月の果実の収穫後に化成肥料を与えましょう。
・剪定:3~4月。混みあった枝や不要な枝を剪定しましょう。
5.モミジ(カエデ)
日本の秋を代表する木、モミジ。
涼しげな樹形のイロハモミジや、枝が垂れ下がるシダレモミジなど、品種は120種以上もあります。
品種によって樹形が違うため、洋風・和風問わず人気があります。
耐陰性がありますので、日陰や狭い場所でも育てることができますよ。
剪定は、なるべく自然の樹形を楽しむようにし、手を入れすぎて姿をくずさないように気を付けます。
【基本情報】
・落葉樹
・適地:北海道南部~沖縄
・樹高:5~15m
・日照:半日陰~日陰
・花期:3~5月
・花色:白・黄・赤
【植え方・お手入れ情報】
・植え付け:12~3月の落葉直後に、大きめの穴を掘り、堆肥や腐葉土をすき込んで植えます。
・肥料:1~2月に寒肥、6月追肥として有機肥料を根のまわりに与えましょう。
・剪定:5~6月、11~12月。徒長枝がよく出るため、出てきたら付け根から切り落とします。
ぜひ、ご家族のライフスタイルに合ったシンボルツリーを、取り入れてみてくださいね。
ワダハウジング和田製材株式会社
篭橋和子