2023.04.25
無垢材を使った家づくりは特性を理解しましょう!
こんにちは。
ワダハウジングの鈴木です。
近年の家づくりでは、室内の空気環境が悪化しやすく、内装材(室内の床や壁)、特に無垢材の調湿性や機能性が見直されています。
皆さんがよくお聞きするのが、『シックハウス症候群』。
主として家の内の空気質に関する問題が原因として発生する体調不良を指します。
何らかの理由で室内の空気が汚染された結果、その空気を居住者が吸引することによって発生するとされています。
【シックハウス症候群の発症原因】
・内装材、建具等、家づくりの材料に使われる化学物質(接着剤や塗料、溶剤など)
・いす、テーブル、壁紙、カーテンといった家具や内装品の化学物質
・カビ、ダニなどによる室内空気汚染
・石油ストーブやガスストーブによる一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物など
・たばこの煙に含まれる有害物質
・気密性が高い室内において、空気中の二酸化炭素濃度の上昇
・衣類の防虫剤、殺虫剤
シックハウス症候群にならない木の家づくりには、無垢材を使うことが大切です。
無垢材であれば、化学物質が発生しない為、シックハウス症候群のリスクはかなり減らすことが出来るでしょう。
それでも部分的に接着剤等を使用する必要がある箇所もありますし、化学物質を全く使わないわけではないですが、使う量が少なければ少ないだけシックハウス症候群にはなりにくくなります。
また、無垢の天然木は木材になっても呼吸をしている為、吸湿性・放湿性が抜群。
常に、空気中の湿度を一定に保つ効果があります。
無垢材を使用した家に移り住んだことで、お子さまの小児ぜんそくの症状がピタっと治まったという例もあります。
小さなお子さま、アレルギー体質のお子さまをお持ちのご家庭には、無垢材を使用した家は最適な家づくりのひとつです。
とはいえ、無垢材を使って家を作るには、独自のノウハウが必要です。
無垢材は体にも優しく、手触りや質感もよく、見た目も素敵ですが、年月が経つにつれてどうしても反りが出てくる為、建材として使用するのは決して簡単ではありません。
無垢材の特性を理解して、それをうまく利用しながら建てる必要がある為、無垢材での家づくりの実績が豊富な、信頼できる業者を見つけることが重要です。
ワダハウジング
宅地建物取引士
鈴木章裕