2025.01.20
高齢者にやさしい家づくり。家は将来を見据えて建てましょう。
寒いですね。
風邪で体調をくずされないよう温かい物をとって体をいたわりましょう。
私、人生50年~♫をとっくに過ぎ去りし年齢になっております。
普段は、まったく気にしないのですが、ふと「あ~人生の終盤、そんな年になったんだな~」と感慨深いものかあります。
年を取ると身体的機能が低下します。
年齢の近い知り合いの中には終活をして終の棲家を決めた方もいます。
これからの暮らしのためにも、家を建てる時どんなことに気をつけたらいいのか考えてみませんか。
【床で転びそうになったことありませんか】
ころんで骨折してそのまま寝たきりになった方がいると聞きます。
対策として、
・床は段差がない状態にする。
・床材は滑りにくく、ヒザに負担のかかりにくい無垢の材質のものを選ぶ。
・玄関土間とホールの登り口に手摺をつける。など
転ばない対策をたてることをおススメします。
【温度差ありませんか】
脱衣室とお風呂の温度差のせいでヒートショックで倒れた、寒くなるとこんな話を聞きます。
新築を建てる家は断熱材もしっかり入っている家が多いのでいいのですが、昔の家は断熱材が入っていない家があります。
夏は暑く、冬は寒くて健康を害した方も多くいましたね。
高齢者でなくても部屋の温度差はヒートショックを起こしやすく生命にかかわります。
新築・リノベをしようと考えられる時、健康の観点で家づくりを検討していただくことを是非、行ってください。
【コンセントなどの位置も大切です。】
家具を置く場所にコンセントがありませんか。
コンセントの位置が低いところに設置してありませんか。
若い時はどってことない、しゃがむ動作も年を取ると辛くなってきます。
それと、分電盤は高いところに設置されていませんか。
分電盤が高い位置にあると、夜、ブレーカーが落ちた時、暗い中、脚立に登って作業しなくてはなりません。
若い時は気にしなかったことも年を取ると危なくなることもあります。
それ以外にも滞在時間の長い部屋の近くにトイレを設置する。など
設置場所は間取りの関係もありますので一概に言えませんが、前もって使いやすい場所にしたほうがいいですよ。
高齢者アンケートによると、家に住み続けたいと思う人が70%以上との結果が出ています。
家づくりはローンが組みやすい若い年齢で建てられる方が多いと思いますので、自分が年をとるという事がイマイチわかってなく家づくりをされる場合が多いです。
モチロンすべてのことをクリアして完璧な家を建てるのは難しいですが将来、自分も年を取るのを考えて家を建てるべきです。
今はSNSなどの情報で調べることが出来ます。
子育てが終わった後・・・
身体的機能が低下したときなど・・・
これからも長い時間過ごす家です。
将来を見据えて家は建てましょう。
ワダハウジング和田製材株式会社
篭橋和子