2023.10.09
家を建築する前に、工事の安全祈願をする地鎮祭の流れをお教えします!
こんにちは。
家づくりサポーターの吉田洋子です。
あっという間に10月になりました。
今年はいつまでも暑くて、10月に入ってやっと涼しさを感じ始めました。
秋は美味しい食べ物が旬を迎え、体重を気にしながらついつい食べてしまいます。
栗きんとん、スイートポテト、モンブランも大好きです!
ダメだ!お腹がすいて来ました。
では、本題です。
家を建築する前に行う地鎮祭について、お話しをさせていただきます。
地鎮祭は、工事を始める前に、その土地の守護神を祀り、土地を利用させてもらう許しを得て、工事の安全祈願をする儀式です。
神式(神主さん)で行うことが多いのですが、仏式やキリスト教式など、ご本人の信仰している宗教でされる方もあります。
中にはご自身で、お塩をまかれる方もいらっしゃいます。
冠婚葬祭は、カレンダーに記載されている六曜(大安、仏滅、友引など)を参考に、日取りを決めることが多いです。
建築の場合は、十二直と言う暦注(建、満、平など)を、元に選定した建築吉日から日取りを決めます。
いくら六曜で大安であっても、十二直の三隣亡(凶日)に当たる場合もありますので、気を付けたいですよね。
希望の日程がある場合は、前もって建築会社の方に、ご相談しておきましょう。
次に、地鎮祭の手順についてお話しします。
修祓(しゅばつ)=心身を清めるためのお祓いの事です)
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降神(こうしん)の儀=祭壇に立てた神籬(中心に立てたもの)にその土地の神様を迎える儀式。
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献饌(けんせん)の儀=お供えしたお酒、塩、水の蓋を開け、お供え物を捧げる儀式です。
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祝詞奏上(のりとそうじょう)=土地の神様にこの土地に建物を建てることを告げて、工事の安全を祈る旨の祝詞を上げます。
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屋敷内四方の清め=神官さんと土地の四方に酒、塩、米等を撒いて回ります。
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草刈りぞめの儀、鍬入れの儀
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玉串奉奠(たまぐしほうてん)
初詣に神社に行かれた時に、二礼二拍手一礼をされると思います。
地鎮祭でも同じ作法になります。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)の時、神様が宿るとされる榊と言う木の枝を、お供えした時に行います。
まず、神主さんより榊を受け取ります。
榊を時計回りに向きを変えて、お供えをします。
最初の二礼は深くお辞儀をし、神様への敬意と感謝の気持ちを伝えます。
次の二拍手で神様に自分が来た事をお伝えします。
ここで、無事工事が進んでいくことを、神様にお願いします
神社で鈴を鳴らすことも同じ意味を持ちます。
最後の一礼は話を聞いてくださった神様への感謝の気持ちを込めて行います。
その後、撤饌(てっせん)=お供え物の酒等の蓋を閉める)
→昇神の儀(しょうしんのぎ)=降りてきた神様を天井にお送りする儀式
→直会の儀(なおらい)=お供え物を飲食すると続きます。
いかがですか?
本番は、あなたの家を建てる時の地鎮祭です。
建築会社の方から説明があると思いますが、頭の片隅に覚えていてくださると嬉しいです。
ワダハウジング和田製材株式会社
吉田洋子