2023.11.13
家を建てるなら家事動線の計画も立てましょう
こんにちは、総務の篭橋です。
事務所にいますと家の間取りを目にする機会が多くあります。
間取りを見ると
この間取り、家事がやりやすそう。
お子供さんのことを考えてこの間取りにされたんだな。
など家に対するお客様の思いがよくわかります。
家づくりで大切なことはたくさんありますが、その中の一つ、動線は生活をしていく上で大切なことだなと実感します。
さて、動線とは何?と改めて質問されると、とっさに説明するのに困る方もいらっしゃると思います。
動線とは「日常の生活や仕事で、建物内を人が移動する経路を線で表したもの」のことです。
家を建てる時、この動線をしっかり計画した間取りにしないと生活をしていく上で無駄な動きが多く、家事の効率が悪くなったりして暮らしにくい家になってしまいます。
動線計画を立てるには家族それぞれの動きや過ごし方をイメージすることが大切です。
基本になるのは、
なるべく短く移動できる。
動線同士が交差しないように計画を立てるのが大切です。
例えば家事動線の場合、
料理をしながら洗濯をするなど同時に行うことが多いです。
キッチンと洗濯機が離れたところだと流れ作業の家事が不便ですよね。
生活していく上でも動線は大切ですね。
高齢者の方がいらっしゃるご家庭だと、普段長い時間いると思われる居間からトイレの移動など短く移動できるほうがいいですよね。
このように人の動きの効率を考えて、部屋の配置や設備の位置などを考えた間取りがとても重要になってきます。
以前、LIXIL研究所さん(旧トステム住宅さん時代のことです)が行われたアンケートがあります。
■今住んでいる家で家事動線を不便と感じたことがありますか
ある 51%
ない 49%
■不便だと思う理由
家事動線が長い
洗濯物を2階まで運ぶのが大変
買い物を玄関からキッチンまで運ぶのが大変 etc
動線を考えた間取りになっていない
洗濯場から物干し場まで遠い etc
収納場所の確保や配置への配慮ができていない
収納場所が少ない etc
■家事を行うのに重要な家事動線はどこですか
キッチン~洗面所 36%
洗面所~物干し場 27%
玄関~キッチン 24%
物干し場~居間 12%
その他 1%
アンケートでは家事をやりやすい動線を求めている結果がでました。
今も昔も変わらず家事がやりやすい家が求められています。
家事を行うのは毎日のことです。
ちょっとの不便が積み重なって負担になってきます。
家を建てる時は、しっかりと家事動線もチエックしてください。
ワダハウジング和田製材株式会社
篭橋和子