2024.04.28
家の性能にまつわるUA値を簡単に説明します
おはようございます。
ワダハウジングの塚本です。
知らなければ、気にもしない。
しかし、知ってしまうと元には戻れない。
欲しくて仕方ない。
世の中にはそんな物や事って多いですよね。
値段も確認して諦める事も多いのも事実ですが。
私の場合、ドライヤーは、少しでも安くて風量があればいいやぐらいに思っていました。
ある時、美容師の長女が私にはびっくりするようなお値段のドライヤーを持ってきました。
乾く時間も早く、乾燥後の手触りが違う。
プロに乾かしてもらった時ほど違いは出ませんが、やっぱり違うのです。
そう、性能がいいというのは体感ですぐ分かる物もあります。
家もその一つ、快適な生活を手に入れることは、身体にも心にも良い変化があります。
目次
1.家の性能がいいって何?
家の広告やHPなどでも家の性能にまつわる数字よく見かけませんか?
その中でも今回は、UA値について掘り下げます。
1-1.UA値とは?
外皮平均熱貫流率の略称です。
屋根、外壁、窓など外気に触れる面からどのくらいの熱が逃げていくかを数値で表しています。
1-2.何を現わす数値?
UA値で、国が定めている断熱の等級が何級か判断できます。
数値が小さいほど、屋外から受ける影響が小さく済みます。
夏は、外から入ってくる熱が小さく、冬は家の中で暖めた空気が外に出ていきにくいです。
結果、冷暖房が効きやすくなり電気代の節約につながります。
1-3.断熱等級について
2023年現在で、断熱等級は7まで設定されています。
最高ランクは7で、家を建てるときのコストは高くなります。
ランクが下がれば、家を建てるときの値段は安くなりますが、冷暖房の効率が下がり電気代は高くなります。
1-4.断熱等級のランクで変わる建物の値段と光熱費の関係
断熱等級7:建物費用かなり高い・光熱費すごく安い(夏、冬もエアコン1台で家の中が快適)
断熱等級6:建物費用高い・光熱費かなり安い(夏、冬もエアコン1~2台で家の中が快適)
断熱等級5:建物費用少し高い・光熱費安い(夏、冬もエアコンの使い方で家の中が快適)
断熱等級4:建物費用安め・光熱費ちょっと高い
断熱等級3:建物費用安め・光熱費高い
1-5.断熱等級だけ上げればいいわけではありません。
等級通りに性能を得るためには、他にも必要な事柄があります。
夏の暑い日差しを遮る日射遮蔽
冬の暖かい陽射しを取り入れる日射取得
気密性:(家にどのぐらいすき間があるか:C値と現され、数値が小さいほど高気密)
室内の熱を逃がさず行う換気計画
冷暖房の取り付ける位置
上記のポイントをおさえてこそ発揮できる性能です。
2.高断熱の家は健康にいい
地域にもよりますが、この地域で断熱等級7の場合、家の中の温度は15℃以下にはならないとされます。
家の中の温度が一定で温かいと健康に良い家となります。
睡眠の質が上がる。
学力が向上する。
気管支炎や風邪をひきにくい。
アレルギーの症状を抑えたり、発生リスクが減ります。
これは、結露が起こらないので、ダニの原因となるカビの発生が減り、結果アレルゲンが減少する為です。
3.もっと詳しく根拠なども知りたい方へ
ぜひ、ワダハウジングのモデルハウス見学にいらしてください。
ワダハウジング和田製材株式会社
木造ハウジングコーディネーター
塚本 由賀