2025.04.09
住宅に緑を取り入れる注意事項:犬に危険な植物は避けよう

家づくりサポーターの吉田洋子です。
住宅が出来ると、リビングに緑を取り入れようと、観葉植物でも飾ろうかと考えられますよね。

パキラや幸福の木、ベンジャミンなど、大きくて見栄えがあるモノや、幸福の木の様に花言葉に開運なんてあると、プレゼントしようかともおもいますよね。
小さいお子さんや、ペットがいるご家庭には少し気を付けなければなりません。
犬は消化不良や、不足したビタミンや繊維質を補ったり、ストレス解消にも草を食べたりします。

このブログでは、犬に危険な観葉植物、大丈夫な観葉植物について記載したいと思います。
我が家にも犬が2匹います。
チワワの春君(ロングのブラックタン)と空君(スムースのホワイト)です。

好奇心旺盛で、何か新しいものがあると必ずクン活します。
例えば、何かネットで頼んだものが来ても、なになにって荷物をクンクンして来ます。
それも長時間。
中身を開けようものならまたまたクン活。
なので、観葉植物を置いたらクン活+マーキング…
何をするか想像が付きます。
そんな時は、危険な成分が含まれる観葉植物は避けたいですよね。
今回は、犬に危険な観葉植物をいくつか挙げてみたいと思います。
目次
犬に危険な観葉植物
1.アイビー(ヘデラ)
丈夫で育てやすい植物です。
危険成分:サポニン(嘔吐、下痢、口や目を痛がる、よだれを垂らす)

2.ポトス
サトイモ科の植物は、茎や葉に毒性があるので、上の方に置くのがお勧めです。
危険成分:シュウ酸カルシウム (口の刺激や痛み、炎症、よだれを垂らす、嘔吐、呼吸困難)
3.ポインセチア
クリスマスの時期に多く出回る、赤い葉が美しい植物です。
危険成分:フォルポール(口の刺激や痛み、炎症、嘔吐、下痢)

4.アロエ
ヨーグルトなどに入っていて、美容や健康に良いイメージですが、犬には危険です。
危険成分:サポニン、バルバロイン、アントラキノン(嘔吐、下痢)
注:猫さんにも危険な物なので、注意が必要です。

5.ユリ科の植物
チューリップ、カサブランカ、ヒヤシンス
危険成分:具体的な成分不明(嘔吐、下痢、よだれを垂らす、食欲不振、痙攣、腎不全、死に至る)
花粉や葉を含む植物全体に毒性があります。
※水耕栽培をしているユリ科の植物は、球根を浸している水にも毒性な成分が溶け出すため危険です。
置き場所に注意しましょう。
注:猫さんにも危険な物なので、注意をしてください。

6.サトイモ科の植物
モンステラ、フィロデンドロン
危険成分:シュウ酸カルシウム(口の刺激や痛み、炎症、よだれが垂れる、嘔吐、呼吸困難)
重心が高い植物は、転倒に注意が必要です。
※鉢底が広い安定性のある鉢に植え替えたり、壁際や角に配置して転倒防止をしましょう。
注:猫さんにも危険な物なので、注意をしてください。

7.ベンジャミン
危険成分:樹液に毒性がある為、触れてしまうとかぶれてしまう場合があります。
危険な観葉植物のまとめ
観葉植物はおしゃれで飾りたくなるものも多いですが、愛犬にとって危険ではない物を選びましょう。
お部屋の高い所や、下に置く場合は柵などを置いて、愛犬の口に入らないような工夫が必要です。
では次に、安心してお部屋に置ける観葉植物について記載しますね!
犬に安全な観葉植物
1.パキラ
花言葉:勝利、快活
転倒には注意が必要です。

2.アジアンタム
花言葉:繊細、無垢、天真爛漫、無邪気
垂れ下がる葉に、飛びつかない様に注意しましょう。
3.カラテア
花言葉:飛躍、強い思い
葉が大きく広がったり、上部が重くなりやすく、バランスが不安定です。
4.ガジュマル
花言葉:健康、多幸
大型の場合は、飛びついて転倒すると怪我などの危険があります。安定した鉢に植えましょう。

5.アレカシア
花言葉:元気
転倒防止として、苗よりもひと廻り大き目の鉢に植えましょう。
6.エバーフレッシュ
花言葉:歓喜、胸のときめき
鉢底が広めな鉢で、安定した場所に置き、転倒リスクを減らしましょう。

7.サンスペリア
花言葉:永久、不滅
マイナスイオンを放出し、空気清浄効果が高い植物です。
完全に無害では無いため、ペットが届かない場所に置きましょう。

8.ペペロミア
花言葉:艶やか、可愛いらしさ、片思い
無毒ですが、大量に摂取すると消化不良を起こす可能性があります。
9.ドラセナ(幸福の木)
花言葉:永久、不滅、幸福、開運
ドラセナを誤飲すると、軽度の体調不良を引き起こす可能性があります。
置き場所に注意しましょう。
10.アスプレニウム
花言葉:雄々しい、勇ましい
大きく葉が広がるので、ペットが飛びつく可能性があります。
置き場所に注意しましょう。
安全な観葉植物のまとめ
いくら無害でも、摂取量や転倒などの危険性は否めません。
置き場所や、鉢のサイズを考えて怪我の無いようにしましょう。

癒される愛犬と言うよりも、大切な家族の一員です。
誤飲や怪我に注意し、万が一にも食べてしまったら、動物病院に相談して対応してもらいましょう。
何を、どれだけ食べたのか、どのような症状がいつから現れて、どのくらいの頻度で起きているか。
しっかりメモを取ったり、吐しゃ物や動画を撮ったりして、動物病院で報告しましょう。
また、日頃から夜間や時間外にも対応してくださる動物病院を探しておくと、緊急時にも安心です。

住宅にはいろいろ飾ったり、置いたりしたいものです。
ペットの口に入らない高さや、危険が無いような工夫は必要ですね。
ペットとの共生住宅をお考えの方、是非一度ご相談ください。
お問い合わせお待ちいたしております。


ワダハウジング和田製材株式会社
吉田洋子
