2024.11.25
必読!珪藻土のメリット・デメリットを教えます!
こんにちは。
ワダハウジングの鈴木です。
今回は、【珪藻土のメリット・デメリット】についてお話しますね。
珪藻土は、珪藻という植物プランクトンの死んだ殻が沈殿して化石になった土のことです。
住宅では塗り壁材として使用されています。
また最近では、水を直に吸収する吸水性もある為、お風呂上りのバスマット品にも使用されていますね。
珪藻土のメリット・デメリットは、主に下記の①~⑥です。
《メリット》
①【調湿】
調湿とは部屋の湿度状況によって、湿気を吸収したり放出したりしてくれる現象のことです。
珪藻土には無数の小さな穴が空いています。
この穴が湿気を自動で吸収したり放出したりする為、お部屋が乾燥してくると最適な湿度を維持しようとしてくれます。
また、同じような機能を持つものに、木炭や備長炭といった炭がありますが、珪藻土はこれらの4~6倍もの調湿作用を発揮すると言われています。
②【脱臭・消臭】
臭いの分子は湿気(空気中の水分子)に溶けるので、結果として湿気を吸収すれば臭いも消えます。
珪藻土を塗り壁に使用すれば、タバコや料理の臭いの他、家具等から発せられるホルムアルデヒドなど有害な揮発性化合物まで吸収してくれる為、とても安心です。
③【耐火】
融点は約1,250℃と、昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきました。
《デメリット》
④【ぼろぼろと粉が落ちやすい】
クロスと異なり、なでると粉がぼろぼろ落ちる場合があります。
⑤【シミになりやすい】
吸水性があだとなり、醤油等をこぼすと染みになる可能性があります。
クロスは醤油をこぼしてもすぐにさっと拭けば、よっぽど染みは残りませんが、珪藻土の場合は染み込みやすいので要注意です。
⑥【クラック(亀裂)が発生する】
地震や道路からの振動で建物が揺れた場合に、クラック(亀裂)が発生する可能性があります。
漆喰や他の土壁についてもあてはまることですが、下地の伸縮によってもクラック(亀裂)が発生することがあります。
但し、重ね塗りが出来る為、そこまで神経質にならなくても良いかもしれませんね!
弊社では、塗り壁や天井に珪藻土をベースにした5つの天然素材を最適にブレンドした素材を使用しています。
職人の腕によって、塗り壁や天井の表情が変わる為、味があって良いと好評をいただいております。
尚、珪藻土は多孔質なので、熱伝導率が低いという特性も持っています。
その為、断熱性が高くなり、冷暖房効率が良くなるというメリットがあります。
省エネが叫ばれる現代にぴったりの素材ですね!!
ワダハウジング和田製材株式会社
宅地建物取引士
鈴木章裕