2024.06.11
地盤が軟弱だからと諦めるのはまだ早い!!
こんにちは。
ワダハウジングの鈴木です。
地盤改良
今回は【地盤改良】についてお話しますね。
以前、お家や生活の安全性を左右する地盤や地盤調査についてお話させていただきました。
その地盤調査の結果と敷地周辺に関する情報を総合的にみて、地盤改良が必要かどうかを判断します。
そもそも地盤改良ってどんな時に必要なの?
地盤が軟弱な場合、時間が経過するにつれ地盤沈下が起こり、お家が倒壊する危険性が高まります。
お家を安全に支える為の基礎となる地盤を適切な状態にする地盤補強工事が、地盤改良です。
地盤改良ってどんな工事をするの?
下記3つの工法があります。
①表層改良工法
・土を深さ2m程掘りながら、セメント系固化材と土を混ぜ合わせることで地盤を強固にする方法です。
②柱状改良工法
・簡単に説明すると、コンクリートの柱を何本も注入して地盤を強固にします。
お家を建てる敷地に碁盤の目のように規則正しく柱を注入していきます。
一戸建てはもちろん、自重の重いビルやマンションなどで多く用いられる工法です。
③鋼管杭工法
・②柱状改良工法と同じ要領で、コンクリートの柱の代わりに鋼管を使用します。
地盤が強い土地の見分け方
当然ながら、地盤改良には費用が掛かります。
そうなると、出来る限り地盤改良が不要な土地を探したくなりますよね。
土地探しをする上で、1つだけご紹介しますね。
各県の地理情報システム(GIS)にて、防災対策などを目的にハザードマップで震度分布や液状化のリスク、更には津波災害や土砂災害などの地震以外のリスクを地図上で確認することが出来ます。
また、地域によっては、土地の調査結果が公表されていることもあります。
因みに、一般的に軟弱地盤の可能性が高いのは、湿地、後背湿地、河原、三角州(デルタ)、旧河道(もともと川が流れていたところ)などになります。
ご参考になりましたか。
どんなにお家の耐震性能が高くても、地盤が軟弱であれば安心して生活出来ません!!
長く安心して生活出来るお家をつくる為にも、地盤や地盤改良を行うことは重要です!!
ワダハウジング
宅地建物取引士
鈴木章裕