2023.11.07
モルタル外壁は通気工法でより高耐久
こんにちは ワダハウジングです。
今日は軽量モルタル外壁の工事について紹介して行きます。
軽量モルタル外壁工事は1次防水と2次防水の工事に分かれます。
防水1次工事では上棟後に構造の検査を行い合格すると、透湿防水紙（内側からの湿気を通す特殊な紙）と水切り金物を取り付け、外部から水が入らない様に防水処理をして次の工事へ。
次の工程は外壁への、軽量セメントモルタルである「K2モルタル外壁」の防水2次工事です。
木造住宅の高耐久化には外壁通気工法は不可欠です。
弊社では当然、通気胴縁にて通気層を確保したK2モルタル外壁工事の為、耐久面でも安心いただけます。
縦通気胴縁と縦通気胴縁の間にアクリル製補助胴縁を貼付します。
これはラス金網やK2モルタルがたわまない様にする為に使用します。
モルタル止めの裏紙と、ラス金網を挟み込むように縦横で溶接されたリッ骨が一体になった（通気ラス）のリッ骨部分を、ステープル釘打ちで通気胴縁に固定します。
固定された通気ラスは補助胴縁があるので、軽量モルタルの施工をしてもたわみません。
ラス貼りが完了したら、いよいよK2モルタルの左官下塗り工事です。
K2モルタルは工場にての調合済の軽量モルタルセメントなのです。
現場では水と混錬するだけ。
建物最上部より外壁一面毎に一気に下塗りします。
下塗厚は8ミリ以上としています。
下塗後は外気温にもよりますが、当日または翌日以降に上塗りを行い。
上塗の厚みは7ミリ以上とし、下塗と合わせて15ミリ以上の厚みになります。
上塗り直後に専用ガラス繊維ネットを木ゴテで伏せ込み軽量モルタルと一体に。
このネットが外壁のクラック防止に大変役立ちます。
この後モルタル乾燥養生中のコーキング工事でサッシまわりや異素材との取り合いの防水を行い。
コーキングが乾いたら、いよいよ無機質系外壁仕上げのテール塗り工事です。
テール塗り前の防水下地もバッチリで安心です。
テール塗り仕上げは天然石と無機質系顔料を配合した顔料で、外壁のはがれなどに対して20年保証の外壁になります。
色あせや色落ちが少なく、自然の風合いがある高耐久な仕上げ処理です。
下地工事後にシーラー（セメント用の接着剤）を塗布して、乾燥後に4ミリを目安に仕上げます。
塗布後にスチロールなどでなでて、配合された骨材を転がし模様を付けるとテール仕上げの完成になります。
完成後には養生期間を置き、最後に水をはじく材料を塗布して工事完了です。
別の仕上げでは、ジョリパット（水性アクリルシリコン樹脂）を使用した仕上げもあります。
8～12年程で上塗りをして耐久力を上げるメンテナンスが必要ですが、塗料の組み合わせで複数の色を作る事が可能な仕上げになります。
外壁通気工法と外壁K2モルタルの併用で高耐久なワダハウジングで木造住宅を建てませんか？
その時はバッチリ現場管理させてもらいます。
縁があればよろしくお願いいたします。
可児市でモルタル外壁の高耐久な木造住宅なら
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢
2023/11月 改稿
