2021.12.10
建物を造りあげる造作工事の様子を紹介します!
造作工事とは、
上棟が終わり骨組みだった建物に、壁や天井、床材・造り付けの収納などを取り付ける
様々な工事の総称になります。
その為、この期間は沢山の工事を見る事が出来ます。
まずは建物の構造が出来上がり、断熱材の施工が完了後に天井などの骨組み工事を行っていきます。
天井は下地の板を貼りやすいように、木材を91cm間隔と45㎝間隔で、井桁に組み建てていきます。
数字の基準は、日本の昔からの建築の規格単位が、1尺=30.3㎝になるので、cmに直しても誤差の少ない3尺(90.9㎝)の倍数で、よく企画材料が造られている為です。
なので、建物では91cmと半分の45.5cmを使用して、割付けの良い様にサイズを決めて行きます。
ホームセンターなどに売っている3×6と言う板材は、90.9㎝×181.8㎝などの尺モジュールの材料になります。
天井工事が進むと床工事が始まります。
床は板材を1枚ずつ並べて、床材同士が押し合わない様に、隙間を開けながら止めて行きます。
貼り終わった所は、養生(保護材)を止めながら工事を進めて行きます。
壁工事は、後から取り付ける物の下地を入れながら、天井までの長さに切った石膏ボードを運び、柱に止付けて行きます。
重たい板材を運ぶ職人のパワフルな姿がカッコ良いです。
天井・壁・床が出来上がる頃になると、棚板などの取り付けを行い、造作工事が完了になります。
完成までシッカリと工事を進めて行きます。
ワダハウジング和田製材株式会社
・二級施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
植松達矢