2024.05.01
こんにちは!
ワダハウジングの纐纈です。
電気代の政府からの補助が5月で終了する予定です。
電気代の補助は2023年の1月から実施していました。
閣議決定後から2ヶ月後には電気料金の補助が出るということでかなりのスピード実施でした。
当初はこの経済対策には期間があり、2023年の1月から9月までというおよそ9ヶ月間で終了する予定でした。
その後、期間終了間近の閣議で、この電気代の補助を2023年10月~2024年1月まで延長しました。
また、さらに2024年の1月までという期間から2024年の4月まで現在の値引き幅で延長することを決定し、その金額から半分に縮小する2024年5月分を以て電気代の補助を終了するとされています。
電気代に政府の補助あっても実際には電気代は安くなっていません。
厳密に言うと、値上げ分となる2~3割の金額の補助程度です。
この制度は、電気の小売会社に料金抑制の原資となる補助金を支給する形でした。
なので、あまり実感がなかったかも知れません。
電気の契約を変更してもお金が掛かることはありません。
実際の電気の単価はベース単価+賦課金+燃料費調整額が電気代になります。
私たちの住んでいる中部電力の地域では、スマートライフプランなどの夜の時間帯が安い契約などは、燃料費調整額がどんどん上がっています。
その点、従量電灯契約は国に「燃料費調整額」の上限が決められているので、一定の金額に達するとそれ以上は値上がりしていませんでした。
しかし、日本の電力会社は、ほとんどが大きな赤字の状況なので、電力会社によっては今まで国によって上限が規制されていた「燃料費調整額」の上限撤廃を求めて撤廃されています。
その時に、「燃料費調整額」の上限撤廃を求めなかった電力会社が3社ありました。
中部電力、関西電力、九州電力です。
この3社は今でも値上げに上限があるので、一定の金額に達するとそれ以上は値上がりしません。
このことから従量電灯契約をおススメします。
更にいうなら、電灯契約のアンペア数も下げるとよいでしょう。
無駄に大きな契約をすると基本料金が高くなるので、ブレーカーが落ちない範囲で可能な限り契約アンペアを下げると良いです。
私ども中部電力で契約の方なら従量電灯Bという名称になります。
アンペア毎の基本料金はコチラ↓
冒頭でも書きましたが、電気代の政府からの補助が5月で終了する予定です。
電気代が上がれば上がるほど、太陽光を載せたら載せた分だけ電気代の削減になります。
お金は掛かってしまいますが、電気代に対する効果は絶大です。
売電収入が下がっていて元が取れないと言う方もいますが、シミュレーションをすると必ず元が取れています。
ずぼらな家づくりさんというプログラマーの方が「自分で納得して決める」ための太陽光搭載シミュレーションツールを共有してくれています。
私は別のソフトを使用してシミュレーションを行いましたが、ずぼらな家づくりさんのソフトも使用してみました。
大変わかりやすく、専用ソフトよりも使いやすいので、試してみてもよいと思います。
→「自分で納得して決める」ための太陽光搭載シミュレーションツール
ざっくりですが、4kWの太陽光を載せて電気料金が30円で計算した場合、13.8年で元が取れます。
太陽光はどのパネルメーカーにも出力保証が付いており、保証期間は20年~25年が標準的です。
最近では40年の出力保証のメーカーもあります。
又、上記のシミュレーションは電気料金が30円という少し安めの金額で試算したので、実際にはもっと早く元が取れると感じています。
そして、2026年から本格導入されると言われている「炭素税」に対しても太陽光は減税になる設備です。
ただし、既存の住宅に取付をする場合は注意してください。
太陽光パネル1枚の重さは約15kgもあります。
メーカーによって若干重さが異なりますが大きく違うことはなく、どのメーカーのパネルもおおよそ15kg前後になっています。
太陽光を4kW載せるならおおよそ15㎏あるパネルを10枚ほど載せることになります。
15㎏×10枚で150㎏の重量になり、屋根が重くなります。
住宅の構造計算で地震力を計算する時は、重量によって壁の量や梁の大きさを決定します。
既存の住宅の場合は、太陽光の重さが考慮されていないこともあるので、地震に対して弱くなる可能性があります。
瓦屋根の場合は軽いガルバリウム鋼板などの屋根に変更すれば可能ですが、屋根を変更しない場合は本当に安全かどうか、住宅会社に相談することをおススメします。
専門家の間で、太陽光は電気自動車の充電まで考えると7kW以上が良いと言われています。
1kWで電気自動車が10,000km走れるぐらい充電できるとも…
しかし、どんなに少なくても太陽光は載せないより載せた方が良いです。
初期投資を少なくしようするならリースもおススメです。
その際に私どもでは「シェアでんき」をおススメしています。
シェアでんきは、初期費用と月額費用が無料で太陽光発電を設置できて、電気代が1kWhあたり22円~(税込)と電力会社から買うよりも少しお特に電気が使えるサービスです。
契約期間中は、ご自身でのメンテナンスの必要はなく、シェアでんきが維持管理をします。
契約して15年経過後、太陽光発電システムを無償譲渡してくれます。
無償譲渡された後は、自分の住宅で消費し、余った電力は売電可能になります。
シェアでんきはコチラ↓
購入とリースどちらにも言えますが、太陽光があると非常時にも使えて安心です。
万一の停電時に、太陽光発電システムが正常に稼働している場合は、非常用電源として電気をご利用いただけます。
太陽光を設置している場合だけに限りますが、おひさまエコキュートは効果が大きいです。
おひさまエコキュートは太陽光発電で余った昼間の電気を使い、お湯を沸かすことが出来る給湯器のことを言います。
そもそもエコキュートは空気中の熱を取り込みお湯を作る「ヒートポンプ方式」を利用してお湯を沸かします。
ヒートポンプ方式はエアコンでも活用されているとてもエコな技術です。
上記画像は一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターより引用しています
そんなエコな給湯器であるエコキュートが昼間の太陽光で余った電気でお湯を沸かすことが出来る商品が出ました。
それが、おひさまエコキュートになります。
おひさまエコキュートは、夕方に帰ってきてからお湯を使うまでの時間が短くなるので、効率がとても良くなります。
というのも、今までのエコキュートは深夜電力を使いお湯を沸かし昼間は電気でお湯を保温し続けて、夜に使うという事がほとんどでした。
ソーラーチャージ機能が付いたエコキュートもあったのですが、全て昼間に移行できるわけではなく、5時間ほどしか移行できない縛りみたいなものがありました。
おひさまエコキュートは全て昼間にお湯を沸かすことが出来ます。
外気温が高い時間にお湯を沸かせすので、少ない電力でも効率良くお湯を沸かせます。
太陽光で発電した電力を貯めておく蓄電池も有効ですが、現在の価格では故障するまでに元をとるのが難しいのが現状です。
もう少し普及して、価格が下がってこれば蓄電池もおススメできます。
今回のブログの内容をまとめると.…
①電気の契約を従量電灯にする!
契約を変えてもお金が掛かることはありません。
その際にブレーカーが落ちない範囲で可能な限りアンペア数を下げる。
②屋根に太陽光発電を載せる!
お金は掛かるが効果は絶大です。
もしくはリースも検討する。
ただし、既存の住宅に載せる場合は地震に対して弱くなる可能性があるので、住宅会社に相談する。
③給湯器はおひさまエコキュートにする!
太陽光があるなら相性抜群で更なる光熱費とCO2削減につながります。
太陽光がなく、電気温水器でお湯を沸かしているなら普通のエコキュートへ交換。
太陽光がなく、ガス給湯器でお湯を沸かしている方はキッチンのコンロがガスなのかIHなのかえ変わります。
お気軽にご相談ください。
以上が電気代を安くする3つの方法になります。
新築住宅を建てられる方は必ず実践してください。
既存住宅の方もできることから始めてください。
ワダハウジング和田製材株式会社
・一級建築士
・一級建築施工管理技士
・省エネ建築診断士(エキスパート)
・住宅外皮マイスター
・一般社団法人みんなの住宅研究所会員(会員番号:200019)
・既存住宅状況調査技術者
纐纈和正
家づくりは人生のうち一度あるかどうか。
どんな家がいいか、お金のこと、土地のことなど、わからないことだらけなのが当たり前です。
みなさん同じです。そういった場合は、まず専門家に聞きましょう。
ご来店またはホームページ、インスタDMなど、
お客様の使いやすい方法でご質問ください。
私たち住まいのプロが、お客様の疑問や不安に正直にお答えいたします。
しつこい営業は致しませんので、その点もご安心ください。
家を考え出す時は、まずは、イメージやデザインから興味を持たれる方が大半です。
しかし、家はイメージだけで決めてはいけません。
健康に快適な毎日を過ごすための確かな品質があってこそのものです。
健康で豊かな暮らしができる家を建てる為に、知ってて良かったと言われる知識を盛り込んだ資料をプレゼントいたします。
お一組様1回限り、毎月5名様限定。
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