家作りで土地を選ぶ時には、場所や金額だけでは分からない、予期せぬ費用が後から掛る事があります。

そんな予期せぬ費用を防ぐ為にも、家作りを始める時には、土地を決定する前に、地元の工務店等へ相談をしましょう。

目次▼「現地を見て分かり易い項目」を５つに分けると

1、ライフラインが引き込めるか？▼（上下水の引込や、使える電柱が有るか？）

2、生活をする為に土地の調整が必要か？▼（車は入れる？・外構や高さ調整の必要性）

3、建てる土地までの道が有るか？▼（道中の道幅や、必要な道路に面しているか）

4、家を建らてれる土地なのか？▼（農地・接道や後退・硬い土地か）

5、家作りの制限がないか？▼（防火地域・河川や崖）

 

見て分かる範囲以外にも沢山ありますが、分かり易い範囲だけでも、項目ごとに少し紹介して行きます。

 

1、ライフラインについては▲

上下水道（水道メーターや汚水マス）の有無を見る事で、それを元に業者や役所などに、上下水の引込が必要かを確認する事が出来ます。

電気やネット・テレビ等は、近隣の家や電柱を見ると調べられます。

電柱の種類は、電力と通信の２種類に分かれていてます。

「電力会社」のプレートの付いた電柱です。

電話やネット用の低い電柱は通信会社のプレートのみ付いています。

電線の位置によっては、移設や防護管の設置が必要になる事もあります。

写真の「上の三本線等が電線」で「低い位置の線が電話やネットの線」になります。

その近くの電柱プレートを元に電力会社へ電線の確認をしていきます。

 

2、生活の為の土地の調整については▲

道路や周りの敷地と比べて、土地の高低差が大きい程、費用が掛かります。

土地が安くても、高低差が多い分、費用が掛る為、1メーターを超える時は、決定する前に確認をしましょう。

奥の様に仕上げる為には、土などを出す必要が出てきます。

 

3、土地までの道が有るかについては▲

4メートル幅の道が敷地前に接していないと、「道路後退」で土地の広さが減少する事があります。

それと、工事車両は幅が2.5メートル程の車両が多いので、道中の道が狭いと、小さい車両を指定する為に費用が多く掛ります。

土や基礎の工事車両や上棟の荷物を運ぶ車等は大きいのが多いです。

 

4、家を建てられる土地については▲

敷地が畑の為の土地や、道に面していない場合は、申請が必要になる事があります。

それと、埋め立てた土地など、柔らかい敷地は、重い家をのせる為に改良工事が必要になる事があります。

土地の購入後に調査の車両を入れて確認する為、予め予算を見ておく必要があります。

地盤調査をすると、家を建てるのに適した硬さが有るのかが分かります。

 

5、家作りの制限については▲

分かり易い例だと「防火区域」駅の近くや、町の中心地に近い程、制限が多くなり材料の金額が上がります。

「川や崖が近くにある場合」は、建てられる位置に制限が掛かり、小さい家になる事があります。

都会だと地中内の見えない水路が原因で、建てられるサイズに影響が出る事もまれにあります。

家作りの制限については、敷地を見ても分からない項目が沢山あるので、家作りの法律に詳しい人に確認してもらう必要があります。

建てる為の土地選びにも、色々な見える事、見えない事があるので、一人で悩まずに相談する事が大事です。

地元の工務店なら、地域に合った情報を調べて相談を受けてくれます。

家作りを考える時は、是非相談してみてください。

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・二級施工管理技士
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植松達矢