2022.06.27
こんにちは!
土岐市の工務店、和田製材の和田浩志です
今日は、「せっかく新築で注文住宅を建てたのに、どうして冬は寒い家・夏は暑い家なってしまうのか?」というお話です。
ここ最近、梅雨入りして以来、連日の猛暑が続いていますね。
まだ梅雨入りしたばかりの6月なのに、日本の夏は暑すぎます!!
毎日、熱中症で搬送される人が後を絶ちません。
熱中症で救急搬送された人の発生場所は、「住居内」が最も多いらしく、全体の約40%を占めるそうです。
一方、冬は冬でヒートショックでお亡くなりになる人が、年間で約1万9千人もいらっしゃいます。
全国での年間交通事故死者数は、毎年約4千人程度で推移していますので、その約4.7倍もの人たちが毎年ヒートショッで亡くなっているのです。
この事実は、日本の大問題であると思います。
統計上、浴室で死亡した場合は「溺死(できし)」と表現されていますが、この主な原因はヒートショックと言われています。
これもやはり、「住居内」で発生しているのです。
どうしてここまで、「家の中」で熱中症やヒートショックが発生してしまうのでしょうか?
その原因は、「住居の断熱不足」であることは明白でしょう。
しかも、古い家ならまだしも、驚くことに最近の新築で建てた注文住宅でさえこんなことが起きているのです。
どうして新築で建てた最新の家なのに、冬は寒い家・夏は暑い家なってしまうのか?
その原因は、こちらの国が定めた表から読み取ることができます。
【クリックで拡大】
これは何かというと、住宅の断熱性能基準を定めた地域区分表です。国が定めたものです。
タテ軸が住宅の断熱性能水準で、ヨコ軸が全国を気候で分けた地域区分になります。
少しこの表を解説してみます。
数字が苦手な方はご安心ください。
イメージだけわかれば大丈夫ですので。
では、順を追って解説していきます。
まず、この表の中の数字(0.48とか)を見てください。
これは、住宅の断熱性能の値です。
この数字が小さいほど、断熱性能が高くなり夏すずしく・冬あたたかい家なります。
つまり、表の下へいくほどよいというになります。
次に、ヨコ軸の地域区分です。
これは、国が気候により全国の地域を1~8(8は沖縄)まで区分をしたものです。
左へいくほど寒冷地で、右へいくほど温暖な地域ということになります。
私たちの地域でいうと、
5地域:土岐市・瑞浪市・御嵩町
6地域:多治見市・可児市
と区分されています。
ここまでは、これだけ理解していただければ大丈夫です。
では、なぜ日本の住宅内では熱中症やヒートショックが多く起こってしまうか?の理由をいいます
それは、現代の日本家屋の9割以上が最上段の基準より劣る性能だからなんです。
なぜこんなことが起こっているのかというと、最上段の水準が現在の日本の省エネ基準(平成28年省エネ基準)だからなのです。
現在でも、この省エネ基準で建てられている新築住宅が多いのも事実なのです。
ビックリするような事実だと思いませんか?
実は、欧米諸国はもっと良い水準で家が建てられていて、非常に快適な住環境が守られていて、省エネ意識もすごく高いんです。
平成28年につくられた日本の省エネ基準は、以前からあまり進化していない低いままの水準なのです。
では、熱中症やヒートショックになりにくい家にするにはどれくらいの水準がよいでしょうか?
それは、下から2段目のHEAT20・G2水準です。
少なくとも、下から3段目HEAT20・G1水準にする必要があります。
HEAT20については、また別の機会に説明を譲ります。
ここでは、言葉だけ覚えておいてください。
それと、この表の中の数字を住宅の断熱性能のことといいましたが、この数字のことをUA値(ゆーえーち)って言います。
工務店さんへご相談に行かれたときはぜひ、
御社の建てる住宅のUA値(ゆーえーち)を教えてください。
と聞いてみてください
そして、この表と照らし合わせてください。
参考になるはずです。
今日はここまでです
ありがとうございました!
もっと詳しくお知りになりたい方は、無料相談を利用されるのも一考です。
Zoomを利用しスライドで説明するので、わかりやすいと思います。
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和田製材株式会社
代表 和田浩志
代表取締役/一級建築士/省エネ建築診断士/住宅ローンアドバイザー
100年続く和田製材
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理想的な木造の注文住宅。
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和田製材が手を組んで注文住宅を!
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